イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-5日目
ローマ市内観光
「コロッセオ」(Colosseo) 世界遺産
西暦72年に着工し8年後に完成した競技場。「コロッセオ」と呼ばれるようになったのは中世以降とされていて、別名「フラヴィオの円形劇場」とも呼ばれる。約5万人の人間を収容できる巨大な円形競技場で直径188m短径156m高さ57mの大きさ。
西暦80年の落成式では約5000頭もの野獣が生贄として捧げられ、剣闘士と野獣の闘いが100日を通して続けられたという。その野獣の多くは北アフリカより集めたもので、北アフリカでは野獣の数が大幅に減少したという。
コロッセオは当時の権力者が市民の関心を社会や政治に向けないようにする為の娯楽として利用していたが、キリスト教が普及しだしてからは野蛮な見世物は下火になっていき5世紀頃に残酷さを増した競技全てが廃止された。
その後は放置され続け、建築資材の在り処として表面を飾っていた大理石などは持ち去られ現在に至る。
今回のツアーではコロッセオの入場観光は入っていないので、コロッセオ近くまで行って簡単な説明と記念撮影のみ。
「コンスタンティヌス帝の凱旋門」(Arco di Costantino)
後にローマ帝国の皇帝になるコンスタンティヌス帝がミルヴィオでの勝利を讃えて315年に造らせた凱旋門。1960年のローマで開催されたオリンピック時にはマラソンのゴールにも選ばれた事のある名所。
「コロッセオ」「コンスタンティヌスの凱旋門」と続き、その横には「フォロ・ロマーノ」という公共の広場がある。昔の神殿跡が残っている。
コロッセオの中に入れないのは残念だが、外から見るだけでその迫力を肌で感じる。こんな大きい建設物が約2000年前に造られて、壊れずに残っているなんて。。
コロッセオ前で現地ガイドさんが簡単にコロッセオについての説明をしてくれます。
ガイドブックを見せて、当時の様子などを説明してくれます。ただこのガイドさん、ちょっと巻き舌の発音が強く日本語が聞き取りにくい感じが。。
建設当時はこの本の絵にあるように真ん丸の形だったのだろう。その後の廃墟と化して、建築資材として色々と持ち去られて今の形になっている。建設当時の姿で残るなんて、奇跡に近い事なんだろうと感じる。
コロッセオ前で全員で記念撮影
そしてここで日本人と思われるカメラマンが寄ってきて、全員で集合写真を撮ってくれる事に。案の定、販売目的の記念写真でしたがそのお値段を聞いてビックリ!
なんと 1枚20ユーロ!
さすがに”いいお値段”すぎて、今回は購入は見送りました。購入された人は2人いましたが。「後で購入した人に頼んで写真を撮らせてもらおう」とみんなも同じ事を考えていたみたい。
こちらがその集合写真。勿論購入した方の了承を得て、「集合写真の写真」を撮らせて頂きました。後で考えてみると全員で集合写真を撮る機会って、こういう集合写真の時しかなかったりします。そういう意味では”ツアーに参加した記念”になります。20ユーロで買わなかったら後で半額で売ってくれるのかな?と淡い期待を持っていましたが、残念ながら値下げ販売はありませんでした。。
コロッセオ前でポーズ!
という事で、それとは別に個人で記念撮影。そろそろ新しいポーズのアイデアも乏しくなってきて、同じようなポーズばかりになってきている。「コロッセオの前だけに・・」と頭を捻るも。。
「直角の角度はこれっ!」ポーズの男。
「カ~モン ベ~ビ~ コロッセオ!!」ポーズの男。
足早に写真を撮り、バスに戻ります。次は世界最小の国「バチカン市国」に行きます。
バチカン市国までバスで移動
途中、映画「ローマの休日」でグレゴリー・ペックが口に手を入れてふざけた「真実の口」がある教会の前を通りました。
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Santa Maria in Cosmedin)
6世紀頃に建設された教会。この教会内に「真実の口」があるという。
真実の口
こちらがその「真実の口」、見学する時間はありませんでしたが。映画「ローマの休日」でこのシーンが無かったらここまで有名にはなってなかったかもしれませんね。
バスはバチカン市国に向けて、進んでいきます。
途中二十歳前後と思われる学生っぽい子が沢山歩いていました。学校がこの付近にあるみたい。
途中の橋には、ごっつい彫刻の作品が立っています。これだけデカい彫刻作品もあまり見ない。
サンタンジェロ城(astel Sant’Angelo)
西暦123年頃にハドリアヌス帝が皇帝用の霊廟として建設され建物で、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂とは「パセット」と呼ばれる秘密の地下道で繋がっているという噂が残っている。また590年にペストが蔓延した時に当時の教皇が城内で祈願すると、上空に天使ミカエルが現れてローマの街を救ったという伝説が残っているそうだ。なお現在は博物館として入場が可能である。
テヴェレ川に架かるこの橋で、サンタンジェロ城をカメラに収めようとする観光客の姿が。
バチカン市国に近づいてくる。街並みは狭苦しい印象を受ける。
道路の脇では、車がぎっしりと路駐されている。
イタリアで目立った車はこの小さい、日本ではコンビニの配達用とかで見かける車。路駐スペースでは一般には道に対して横づけしないと停めれないが、このサイズの車であれば縦に駐車でき狭いスペースに停めれる事が出来るのでとても重宝されやすそう。
ちなみに日本ではあまり縦列駐車をしての路駐は少ないが、ヨーロッパでは常識の路駐。ただ日本と違うのは、多少前後のバンパーを当てて他の車を押して”出るスペース”を確保するテクニックを使っているそうだ。「袖振り合うも多生の縁」という事かな?
チョロQみたいなこの車。でもこのイタリアでは便利なんだろう。
バチカン市国に到着
そうしている内にバチカン市国との境目に到着。バスを降ります。こちらの城壁の上にはなにやら紋章が見えます。
そんな続きはまた次回に!
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