ペトラ遺跡のエド・ディルを満喫した帰り道で待ち受けるものとは?-イスラエル&ヨルダン旅行記18

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】3日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 来た道を戻る!

 エド・ディルから坂道を下る

ヨルダンのペトラ遺跡内で最奥にあるエド・ディルの見学を済ませ、登ってきた坂道を降りて行きます。

 

やっぱり下り道は快適に降りれます。ただし登るよりも降りる方が足には体重を受け止める為に負担が掛かり易い。そしてちゃんとした階段ではない下りなので、下手に足を踏み外すと足をくじきかねない。

 

坂道を登ってきた時にも振り向きながら見ていた景色だけど、やっぱり降りる時は爽快感も相まってか?とても素晴らしい景色に見える。思わず足取りが軽やかになってしまう。

 

そんな宙を飛んでいきそうな位に爽快な気分で降りるボクだけど、他の人達は慎重な足取りで階段をしっかりと降りていた。。

 

これからの時間でもこの坂道をどんどん登ってくる人達がいる。元気づけようとすれ違う人達に「ハロ~~!」と声を掛ける。

 

 エド・ディルから帰る坂道の景色 動画

 

足を一歩踏み外せば、奈落の底に落ちてしまいそうな渓谷。高所恐怖症の人はこういった絶景を見る事が出来ないので、損してしまうように思うけど余計な心配だな。

 

下り道の途中でけなげなロバと出会う。

 

重たい水を大量にカゴに入れられて、この坂道を何回も一日に往復しているのだろう。じ~~っと見てると、近寄ってきた可愛らしいロバちゃん。ただしここは中東なので、そこら辺にいるラクダの顔をペロペロした事があるかもしれないし、下手にばい菌があったら困るので触るのは自重する。。

 

そんなロバを見ていると「ロバ、好きだね~~!」と声を掛けられる。この猫ちゃんブームが去った後はひょっとしたらロバちゃんのブームが来るかもね?!

 

登りの時もヨルダン国旗に引き寄せられたけど、下りの時もまたヨルダン国旗に引き寄せられてしまう・・・。

 

紫外線って肌の影響を気にするけど、結構目にも来るらしい。直ぐには症状はないけど、歳を取ってから出易いらしいので午後はサングラスを掛けて坂道を登っている。

 

登り道だけではなく、帰りの下り道でも楽しく歩いて満喫している様子。

何事も楽しむ気持ちが大事ですね!

 

 坂道でロバに揺られる人達 動画

ご覧のようにロバに乗ったら、結構揺れて大変そうでしたね・・・。

 

本当に同じ坂道でも登りと下りでは全然シンドさが違う。途中ですれ違う登りの人に「ドレクライ頂上まで??」と聞かれて「メイビー・・アバウト・・・30ミニッツ?!」と返す。

 

とても楽しかったペトラ遺跡、でもこれだけでは終わらないのです。最後の出口を出るまではペトラ遺跡観光が続くのであります!

 

下り道を降りている時に、珍しくこんな場所でも猫ちゃんを発見します。

 

坂道を下るのを忘れて、猫ちゃんを追いかけてしまいます・・・。

 

「まあ猫はどこにでもいるし、ここでわざわざ遊ばなくても・・・」と思って諦めて進もうとすると・・・・

 

また猫ちゃんの登場!さっきの猫ちゃんより少しだけ小さい感じがするけど、毛の模様が似ているのでさっきの猫か、さっきの猫の子供かな?!

 

そんな猫ちゃんが寄っていた先にあるのは・・・・・??

 

可愛らしい女の子でした・・・やっぱり猫ちゃんも可愛らしい女の子がお好きな様子・・・。この女の子も猫の触り方が慣れているので、猫か犬かを飼っていた事がありそうな感じでしたね。

 

そんな可愛らしい女の子が消え去った後に「仕方ないから、オマエも相手してあげるニャン!」という顔で近寄ってきた猫ちゃん。

 

そんな優しい猫ちゃんの顔をドアップで写真に撮らせて頂きました(笑)!

 

 エド・ディルから帰る坂道の景色 動画2

 

さすがに帰りは登りよりも早く順調なペースで降りれています。あともう少しの距離まで来ました。

 

降りる途中も現地民に「ドンキ~?!ドンキ~?!10JD!」と盛んに声を掛けられました。ここではロバの運送が一番の商売になるのでしょうか?

 

帰りは30分かからない程で坂道を降りる事が出来ました。そんな坂道を降りた道の横に、神様への貢物か?それとも単なるゴミなのか? 日焼け止めクリームみたいなものが置かれていましたね・・・。

 

そしてそのままペトラ遺跡の出口(入口と一緒)に向かって、これからひたすら歩きます。その途中にこの建物を見て「こんなのあったっけ??」と言うと他の人から「さっきこの前、通ったでしょ!写真も撮ってたよ!」と言われました。それから10秒位してやっと思い出しました。さっきも前にロバが居てたので、ロバに注視しすぎて建物は全然記憶してなかっただけでした。。このペトラ遺跡で最も重要だったと思われる「カスル・アル・ビント」神殿でしたね。

 

ここも来る時に通った「柱廊通り」ですね、そして正面岩山の壁に見えるのが「王家の墓」ですね。

 

そして足元は大理石の石畳になってきて、凱旋門が見えてくる。

 

こちらはローマ皇帝トラヤヌスの栄光を讃えて造られた凱旋門である。後ろから見ると、前から見る門とちょっとデザインが違っていたね。

 

 凱旋門付近の景色 動画

 

ローマ帝国に組み込まれた後に造られた石畳。当時ローマ帝国の皇帝だったトラヤヌスはここよりさらに東のメソポタミア地方(現在のジョージア・アルメニア・アゼルバイジャン・イラクなどの辺り)まで支配していき、領土としては一番拡大した時期であった。しかし逆に広くなり過ぎた土地を管理するのに兵士をたくさん雇わなくてはいけなく、その後は財政の影響もあり徐々にローマ帝国支配地は減少していったのである。

 

 柱廊通りをロバに乗って駆ける現地民 動画

 

ふと石畳を見ると、十字が掘ってあった。キリスト教の十字なのか?それとも方角を表す十字なのか? それとも何かの目印なのか?

 

柱通りまでやってきました。しかしこの手前で既に持って来ていたミネラルウォーターが無くなってしまっていて、そろそろ水分を欲してきていました。

 

ちょうどそんな時にこの看板が表れます。

こりゃ~入るしかないでしょ(笑)!

お店の中では、他にもソフトドリンクがあったけどせっかくなのでこのスイカジュースを頼みます。

 

 スイカジュースを作るオジサン 動画

 

3人注文し、一杯3ドルとの事。

 

カップのギリギリのラインまで、波々とスイカジュースを注いでくれるオジサン。

 

味はスイカをジューサーに掛けただけなので、そのまんまスイカ味でしたが喉が渇いていたのであっという間に飲み干してしまいました。。

 

ちょっとここで軽く休憩。まだまだ帰り道は長いのである。

 帰り道の王家の墓を眺めながら 動画

 

こちらの中央に見えるのは「壺の墓」というお墓跡だったし、王の宮殿でもあったと考えられているもの。建物の上に壺のようなものがあるのでこういう名前になったそうだ。

 

帰りも日差しは照り付けて暑いけど、ペトラ遺跡内の観光をし終えた充実感があるのか、足取りはそんなに重たくなかった。

 

「そろそろこの辺にお店があったハズ・・・」と思って見まわしていたら、先程david rovertsの画を販売していたお店に戻ってきたので、1人だけ中に入り昼寝をしていた店主を叩き起こして1セット購入する。1セット14枚入りで5ドルと、なんてお値打ちなんだろうか?ツアー参加者さん達は誰一人買っていなかったけど、この価値を全然知らない人ばかりだ・・・と密かに思った瞬間でもあった?!


by-David-Roberts in1839

 

by-David-Roberts in1839

 

by-David-Roberts in1839

 

by-David-Roberts in1839

 

by-David-Roberts in1839

こういった絵が入っていたので、歴史に興味ある人は参考になりますので是非どうぞ!


 

ここは先程も前を通ったローマ風円形劇場跡。というか来た一本道を戻っているだけなので、基本的には見たものばかりのハズなんだけどね・・・・。

 

そしてこの写真中央上部の崖の上に、小さい旗のようなものが見えるのが分かるだろうか?こちらの上には「犠牲祭壇」というものがあり、古代ナバタイ人はここで生贄を捧げて主神ドゥシャラーに祈りを捧げていたのである。

 

この辺りを歩いていたらウッディ姉さんより「確かアソコの山の上まで登るって言ってたよね!!」と、ボクの言った事を思い出して言い出した。意外と結構歩いたので「もう登らなくてもいいかな?!」と少し油断していたボク。。

でもここまで言われたら、選択肢は1つしかありません!言い出した事はやるのが日本男児です!

という事でこの階段を登った先にあの犠牲祭壇があるようなので登ってみる事に。今の時間が15時55分でペトラ遺跡入口の先にある駐車場での待ち合わせ時刻は17時。あと1時間しかないけど「この山道を走れば往復30分で、さらに出口までも走れば20分位で行けるハズ!」と頭の中で計算します。

しかしこの安易な考えがこの後、とんでもない事態を引き起こすとは全く想定外なボクだったのであります・・・。

その様子は次回に続きます!

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