バルカン半島周遊6ヶ国旅行記-24 コソボ:プリズレン①編


【バルカン半島周遊6ヶ国】4日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年5~6月

3ヶ国目は・・?!

 アルバニアからコソボへ向けて移動

アルバニアの観光を終えて、3ヶ国目のコソボに向かって陸路を移動します。

コソボとの国境近くは山岳地帯になってきました。

アルバニアではお天気だったのですが、コソボが近づくにつれて雨模様となってきました。

空の色がどんよりとしてきます。

すると一気にスコールのように雨が降りだしてきます、我々の行く手を阻むかのように。。ただ添乗員さんが「この雨は山岳地帯に付き物の特有の雨なので、5分後には降り止みます!」と自信満々に言い切ります!




 土砂降りの中を走るバスからの眺め 動画

すると本当に5分後には、さっきまで土砂降りだった雨がウソのように降り止みました。

そんな天気に、自分の言った事が当たって喜ぶ添乗員さん。

コソボまではもう少し。

郊外は自然が広がっている。


確かに山の上には雨雲が沢山集まっているが、平地付近には全然雨雲が見えない。

のどかな雰囲気が広がる。そういえば添乗員さんが「バスからの車窓観光も料金に含まれていますよ~~!」と言っていた。

確かに世界遺産を見ている時間もバスから景色を眺めている時間も、同じ時間である。であればせっかく海外にそれなりの費用を掛けて来ているので、同じように楽しむ必要がある。よく移動のバス車内では寝てしまうが、夜寝る時間があるのでなるべくバス車内では寝ないようにしようと思う。

バスの車窓からの眺めinアルバニア郊外 動画

 アルバニアとコソボの国境にて

コソボとの国境が近づいてくると、右側の車道にはトラックがズラ~~っと並んでいました。

それを見ながら進んで行きます。

 コソボの国境付近の様子 動画

先程のトラックが並んでいたレーン以外は空いているようです。

一番右側がトラック用でその左にバスが入り、国境を通る手続きをします。しかし簡単に進んでいる様子はなく、ちょっと”いちゃもん”を付けられている様子。添乗員さんがちょっと心配し出します。どうも「このバスは大型車両なので、一番右のレーンで並べ!」と言われているみたい・・・。

 コソボへ無事入国!

国境にいる職員たちは、本気でそういう”いちゃもん”を付けてくるのか?お小遣いが欲しいからか? どっちなのか? ここは一番右のレーンに行くと、とても時間がかかりそうなのでバスのドライバーさんが書類にユーロ紙幣を挟み込み職員に渡します。書類を受け取った側もその紙幣をまるで何も無いかのようにスルーして、あっさり国境を通してくれます。

普段日本で暮らしていると、島国で他の国とは陸続きになっていないので”国境を越える”という感覚自体がありません。でも陸続きになっている海外の国では国境でのこういったワイロの要求は至る場所で見受けられます。これも納得できないものではありますが「需要と供給の関係」で無くなるものではなさそうです。

それはさておき、コソボの国へ入ってきました。旧ユーゴスラビアのセルビア領より独立したコソボですが、世界的には国連加盟国からは約6割の国に独立を承認されていますが、それ以外の約4割の国からは独立は認められていません。


独立が認められていない国々からは、このコソボは”セルビア共和国内の自治州”という扱いになっているようだ。




 コソボの街の様子 動画

1990年代にはクロアチア・ボスニアでの紛争で難民としてコソボにセルビア人が流れてきて、人種割合が急激に高まってきた。その前から続くコソボの独立運動が一段と強くなり、セルビアがアルバニアの破綻に乗じて武器や傭兵を集めて力を付けたコソボ解放軍と衝突。これが「コソボ紛争」である。

NATOが仲裁に入るも中々紛争は収まらずに、セルビア側による「非人道的行為」が取り上げられてその影響により国際世論に押されたNATO軍がセルビアのベオグラードに大規模な空爆を行った。3ヶ月に及ぶ空爆により、セルビアはコソボから撤退しコソボ紛争は終わりを告げるのである。

この写真はセルビアのベオグラードにある、その時のNATO軍による爆撃された建物。そのままの状態で残されているのである。そしてねずみ講が破綻したアルバニアはコソボ紛争により大量の武器などを仕入れて売っていたが、紛争が終わった為に再び経済不振に陥る。

 コソボの街の様子 動画2

ビストリツァ川が見えてきました、あまりキレイな川ではありませんが・・・。

このビストリツァ川沿いを歩いていた手前の女の子は、この時は全然気付きませんがこの後に2回も遭遇する事になります。

こちらはビストリツァ川に架かる石橋。オスマン帝国支配時代の16世紀に造られた橋。

こちらは「シナン・パシャ・モスク(Xhamia e Sinan Pashës)」で1615年に建てられたモスクだが、その後放棄されて荒れていた時代がある。現在は修復されている。

 コソボのプリズレンに到着!

こちらにてバスを降ります。今回のバルカン半島周遊ツアー、3ヶ国目のコソボに到着。

バスを降りた真ん前にあるレストランでトイレを借りて、用を足してから先にこの広場を見学。

ここはコソボでも人気の観光地なので、露店で賑わっていた。

このプリズレンはコソボ紛争の影響で、元々住んでいたセルビア人の9割以上が国外へ出ていったので住民のほとんどがアルバニア人になっている。

戦争や紛争のあった国は、ある程度の年齢の男性が戦場に行って戦死している影響か?若い世代の姿が目立つ。

この辺りの建物は造られた年代が建物に刻まれているそうだ。




 プリズレンの街の景色 動画

山の上に上ると要塞跡があり、このプリズレンの街を一望できるスポットがあるようです。ただ残念ながら年配の参加者が多いこのツアーでは、そんな高台を歩いて訪問はしません・・。

それとこのコソボの街には50個ものモスクが建てられているそうで、「歩けばモスクにブチ当たる!」そうです。

昔懐かしの綿菓子を販売しています。経済的にもとても貧しいプリズレンの街。民族紛争の影響が未だに響いているようですね。

そんなプリズレンの街を観光していきます。ここでコソボの現地ガイドさんと合流。

世界的なファースト・フード・チェーン店のケンタッキー・フライドチキン。このバルカン半島ではマクドナルドよりケンタッキー・フライドチキンの店舗の方が多かったような。

まずは近くにあるモスクに向かいます。

コソボの人口は約180万人で、小さく国である。

コソボ紛争の影響でアルバニア人が9割を超えていて、彼らはほぼイスラム教徒。

まずはこちらのモスクに立ち寄ります。

海外に行くと日本ではあまり見かけない教会やモスクなどを見ると、珍しくて最初は興奮しますが見慣れてくるとだんだん感動が薄れてきます・・・。




 Bajrakli Mosque(モスク)にて

プリズレンの街でまずはこちらの「Bajrakli Mosque(Бајракли џамија)」を観光します。16世紀に造られたモスクでプリズレンでは中心的な役割のモスクだそうな。

手や足を清める場所が設置されています。親切にタオルまでありますね。

こちらは小さな礼拝堂かな?!

現在に合わせて、冷暖房完備しているのか室外機が思いっ切り目立っていますね。。

特段、外から見る分には大きな特徴がないモスク。

正面には掲示板があり、今日の日時などが載っています。その下にはそれぞれのお祈りをする時間をわざわざ表示してくれているのかな?

ありきたりのモスクのような外見なので、説明をじ~~っと聞くのに耐え切れずに辺りを歩き回って写真スポットを探す。。

大きなミナレットを持っていて、アザーンを流すスピーカーも見える。

このモスクの裏道ではサッカーに興じる子供達の姿が。なんとそこで日本代表9番のユニフォームを着た少年がいた。こんな僻地で日本代表のユニフォームを着ているなんて・・・。




このコソボの独立について、日本は独立を認めている。なので6ヶ国周遊の旅であるが、独立を認めていない国だと今回のツアーは5ヶ国周遊になる。

勿論イスラム教徒じゃないと、中には入れない。。

簡単にモスクの見学を済ませて、またプリズレンの街に戻ります。こちらの丘の上には要塞跡があります。

近くのスーパーマーケットで働く人が日本人に興味深々の眼差しを送るものの、恥ずかしがり屋が多い日本人団体はそれを無視して歩きます・・。

コソボのプリズレンの街歩きはまだまだ続きます。

その様子はまた次回に続きます!

↓↓↓↓バルカン半島周遊旅行記:初回↓↓

バルカン半島周遊6ヶ国旅行記-1 準備編
トラピックスのツアーで訪れたバルカン半島周遊6か国旅行記。バルカン半島ってどんな国があるの???行く前に軽くお勉強を!


『バルカン半島周遊6ヶ国旅行記-24 コソボ:プリズレン①編』へのコメント

  1. 名前:無精髭オジサン 投稿日:2019/09/27(金) 20:07:49 ID:6e6b67441 返信

    添乗員さんの仰る通りです。僕も車窓見学は大好きです。が、珍しい景色の中うつらうつらするのも天上の幸せ。例の彼女とはどうなるのか楽しみです。

    • 名前:管理人ヒロくん 投稿日:2019/09/28(土) 12:48:54 ID:50b078435 返信

      現地でしか見れない景色を見るものいいし、夢の世界に旅立つのもいいし。

      最近はなるべく起きて景色を眺めるようにしています。ただ食後は旅立つ可能性が高いけど・・・。