イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-4日目
フィレンツェ観光
フィレンツェのウフィツィ美術館前にはすでに沢山の行列が出来ています。
ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
イタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館は世界中に影響を与えたルネサンス期を代表する巨匠たちの作品が一堂に会している。展示品は2500を越え、メディチ家コレクションと富豪からの寄贈となっている。この建物は1560年にコジモ一世が行政機関の事務所を一つにまとめる為に造られたもので、ヴァザーリ氏の設計によるルネサンス様式の建物。そして1765年に正式に美術館として公開された。
営業時間 8:15~18:05
定休日:月曜日
その列に並びます。ちなみに左側は”予約済”の団体入場口。右は”予約をしていない”団体の並ぶ列。そんなの予約しているのを最優先にしろよと思うが、現地ガイドさん曰く「そうすると暴動が起こるので、適度に予約していない方も入場させています」との事。
そんなのを尻目に横の路地では、結婚写真を撮るカップルとそのスタッフが見えます。ちなみにこのアテンドしているスタッフは今回の現地ガイドさんの知り合いらしく、日本人カップルにはイタリアで結婚するのが人気あるそうだ。
入口の荷物検査
入口には荷物検査場があるも、セキュリティーは甘々だそうだ。係員がちゃんと見ていないらしく、ゲートを通る時にランプが付いてもお構いなしなんだとか。。
おかげでそんな時間が掛からず、セキュリティーを通って中に進みます。やっぱりイタリアは日本人観光客には一番人気だけあって、周りに沢山居る!
ウフィツィ美術館の入場チケット
こちらがウフィツィ美術館の入場チケットの表面。
こちらはウフィツィ美術館の入場チケットの裏面。予約時間は10:00~10:15で料金は12ユーロ+予約料4ユーロの合計16ユーロ。
こちらで係員のお姉さんがチケットのバーコードを読み取ってくれます。ここから入場して行きます。
そして入ったすぐにあるエレベーターに乗ります。これが年代物で6人までしか乗れません。
そしてエントランスホールに到着。ここから色んな絵画やブロンズ像が見えてきます。
こちらの若そうなお姉さんも興味深々のご様子。
これは棺だろうか?彫刻が細かく刻まれたもの。
大きな絵画がお出迎えしてくれます。
ウフィツィ美術館に入場
こちらの入口から、やっと美術館内に入っていきます。
横には忠犬ハチ公ならぬ、メディチ家の忠犬?が待ち受けています。
こちらのお姉さんが入場チケットをもぎる係り。
ウフィツィ美術館の回廊
横の銅像ばかりではなく、天井まで芸術となっている回廊。
早速男性の裸体美が描かれた銅像が現れる。”アソコ”をそのまま露出しているのは、これを作った時代がそれを尊重している時だったのだろう。ただよく見ると取り外しできそうな感じがする。。。
ローマ時代の英雄だろうか?胸元にメデューサっぽいのが描かれているので、メデューサを退治したとされている「ペルセウス」の像だろうか。
こちらは天井の絵。廊下中の天井にこのように絵が描かれている。相当な面積である。
『ウルビーノ公夫妻の肖像』
(1472~74年頃、ピエロ・デラ・フランチェスカ作)
ガイドブックなどでよく見かける絵がすぐに表れる。周りの人達は「とりあえず写真を撮っておけ!」の鉄則に従いスマホで撮影会が行われる。
ガイドブックでは分からなかったが裏面にも絵がある。
人だらけなので、ベストポジションに素早く陣取り、ナイスショットを撮ったらすぐ退散作戦で進んで行かないといけない。「ゆっくり見ている時間はありませんから・・」と添乗員さんが言っていたのがよく分かる瞬間。
写真ばかり撮っていると、どれがどれやら分からない。「とりあえず目に付いたものは写真を撮っておけ!」状態に。見てもすぐ忘れるのでね。。
『聖母子と二天使』
(1457年頃)フィリッポ・リッピ作
こちらもガイドブックに載っている有名な絵。聖母の美しさを追及した画家リッピ。ちなみにその美を継承したのは弟子のボッティチェリである。
みんな正面からのベストポジションから写真を撮ろうと一生懸命!
こちらもそこそこ有名な絵なんだろうが、解説を見ないと全然分からない・・・。
解説を見ても分からない。そこに名前があっても全然知らない人ばかり。。完全に勉強不足の私。
大きな絵。ヨーロッパはキリストにまつわる絵や神話を描いたものが多い。
『プリマヴェーラ』
(1482年頃サンドロ・ボッティチェッリ作)
日本語に直訳すると「春」になるこちらの題名の絵画は神話をモチーフに描かれている有名なもの。ただこれもじっくり見ている暇がなく、次の部屋に進まされる。
そして次の部屋の人だかりがある壁に掛かっている絵は世界中の誰もが知っているハズの絵画。勉強不足の私でも一目で分かる程、有名なもの。
『ザクロの聖母』
(1487年頃 サンドロ・ボッティチェッリ作)
中央に描かれている赤ん坊が手に持っているざくろは「キリストの復活」の象徴とされている。古代ローマでは、「春の女神」と結びつけられ、世に春をもたらし大地を復活させる女神であり、これを「復活」と結び付けたであろう絵。
こちらも中央には聖母マリアとその赤ん坊が描かれている。実にこういった絵画が多い。
『ヴィーナスの誕生』
(1485年頃 サンドロ・ボッティチェッリ)
こちらの絵はギリシャ神話に基づき、女神ヴィーナスが海から誕生した様子を描いている有名な絵。ウフィツィ美術館を代表するルネサンス期の絵画である。
サンドロ・ボッティチェッリはルネサンス初期を代表する画家であるが、その後は評価が高くなかった。彼の代表する『プリマヴェーラ』『ヴィーナスの誕生』を描いた後は精彩を欠き、絵の制作をやめる。そしてその後400年に渡って、彼の事は忘れ去られた存在になっていたそうだ。
そんな世界的に有名な名画の横で記念撮影する、ユニクロの「ドライストレッチ・フルジップパーカ(ブルー)」を着ている男。ちなみに出発当日に買いにいったものである。このブルー色に一目惚れして10分間迷った末に購入したものだ。イタリアのアズーリカラーであるブルーに影響を受けたのかもしれない。。
まだまだ絵画巡りは続きます。
そんな続きはまた次回に!
↓↓イタリア旅行記:初回↓↓
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