ポルトの歴史地区で美味しいイカ料理を食べて、ドンルイス1世橋を渡る-ポルトガル旅行記-15

ポルトガル旅行記:3日目

阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日

気持ちいい雰囲気のドウロ川

さてポルトガルの国で、第二の都市であるポルトの街にやって来ています。「ポルトガル」という国名の由来ともなったポルトの街で、街の中央を流れるドウロ川があり、この川の存在がポルトの街を爽やかな気分にしてくれているような感じもします。

 

ポルトの街にて

ポルトのドウロ川の北側でそんな川から1列挟んだ建物が建っている、狭めの通りを歩いていきます。

 

そろそろ食事の時間という事で、ここポルトの街で昼食タイムとなります。歩いて辿り着いたのが、こちらのレストラン。

 

そんなレストランが入っている建物は、普通に上の階は住居となっているようで、平然と洗濯物が干されています・・・。

 

 

レストラン【Postigo do Carvão】で昼食

 こちらがそのレストランで、本日これから頂く食事はイカ料理との事。

 

レストラン【Postigo do Carvão】

 

住所:R. da Fonte Taurina 24, 4050-296 Porto

 

 

さて店内に進みますが、13時前という昼食時な時間でもレストラン内にはあまり他のお客さんの姿が見えずにちょっと不安が漂います・・・。

 

我々の団体が案内されたのは、こちらの1段上の観覧席のようなエリア。ただここに全員入りきれなかったので、入口脇のテーブルも利用しましたが。

 

先に奥でトイレを済ませますが、意外と滑る床に慎重に歩いていく必要があった。テーブルに戻る際にカメラを向けると、そんなボクの様子を見つけて、はしゃいだ感じでポーズしてくれる”自称後期高齢者オジサン”の姿が見えた。

 

まず運ばれてきたのは、こちらの前菜サラダ。テーブル全員分が一皿で出てきたのでシェアして食べますが、このようにオレンジをカットしたものも載っているのが見える。

 

こちらの袋もボンっとテーブルに置かれた。ちなみに中身はパンだった。

 

そんなパンをちょっと食べてみる。意外と美味しく、テーブルに置いてあったソースを付けて食べてみる。

 

サラダには味が付いていそうだったけど、せっかくヨーロッパに来ているんだからと、豪快にオリーブオイルを掛けて食べる。

 

ポルトの街のレストランで飲んだ、ポルトガルでも人気の国産ビール『Super Bock』

食事時のビールは、こちら1杯3.50€の小サイズのみとの事・・・。アルコールは普通に提供している感じのレストランだけに、大サイズがあるハズなのに何故か我々がオーダーできるビールは小サイズだけでした・・・。。

ちなみに後から入ってきたお客さんのテーブルに、大ジョッキのビールが運ばれていくのを目にした。やっぱりお店にはやっぱりビール大があったようですが、ただこの後にワインの試飲もあるので”ここは控えめにしてくれた”と考えるようにする。

 

今回の食事で対面に座るのは、右は”自称後期高齢者オジサン”で左のオジサンは食事時は常に日本から持ってきたプラスティックのお箸を使って食べる”常にお箸オジサン”である。今回の旅行の荷物はリュックサック1つだけという荷物少なめ主義のようだったけど、お箸は旅では必須アイテムとの事。「フォークとかは使いにくいので、やっぱり箸に限る!!」と嬉しそうな顔をしていた。

 

そして次に運ばれてきたのが、こちらのお皿。こちらには炒められたイカとイモが載っていた。それにレモンを搾って食べるようだ。

 

さてまずは食べる前に写真撮影タイム。最近は結構料理の写真を撮る人がいるけど、普段国内でもあまり料理の写真は撮らないみたいなので、写真を撮り忘れる事も多いそうだ。

ただボクの場合、写真に撮るのは”記憶代わり”という意味合いもあります・・・

 

イカ料理をズームアップ! 動画

 

料理をよそうのは人生の先輩方に順番を譲り、最後にお皿に取る。焦らなくても全員分あるし、後で追加で持って来てもくれた。

 

そしてこのイカが意外と美味しく、他のテーブルからも同様に「美味しい~~!」という声が聞こえた。

 

そんなイカ料理をほうばる前に記念写真を撮って貰います。

 

こちらはイカの足の方ですね。皆さん、嬉しそうにパクついていて、お代わりもしていました。そして昼食も後半戦になってきた時には、気付けばレストラン内には他のお客さんで一杯!ポルトガル人は日本人の考える食事時間とは違い、昼食も夕食もゆっくり目に来るようです。

 

こちらはデザートのフルーツポンチ。

普通にフルーツポンチの味がしましたね!

 

美味しいイカ料理を食べて、すっかり満足してレストランを出ると、洗濯物を干していた上の住居の窓からおじいさんが顔を覗かして珍しい日本人を眺めていましたね。

 

昼食後は再びやって来た道を戻ります。雰囲気のある街並み、住民達の生活感がとても出ているように感じます。

 

 

正面奥に見える建物は、無理やり上に増築を繰り返したような感じにも見えてしまう。

ある意味、芸術的な家にも見えてしまうような・・・(笑)

 

そしてドウロ川沿いの景色が一気に開けると、そんな素晴らしい景色にテンションがマックスになる!

 

そしてドウロ川の左側に目をやると、大きな橋に電車が走っているのが見えます。こちらの橋は1886年に造られた「ドン・ルイス1世橋」という、ポルトの街の名物ともなっている立派な橋です。元々世界遺産「ポルト歴史地区」の中に入っていたが、2016年にはわざわざ「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」と名前が入れられる事に。

 

ドン・ルイス1世橋 建設中の昔の写真

こちらはこのドン・ルイス1世橋建設当時の写真。ちなみにドン・ルイス1世橋には、近くにあるマリア・ピア橋を設計したエッフェル氏(エッフェル塔の設計で有名)の弟子が設計を担当した。開業以来、上下の道ともに車と歩行者の通行が可能だったが2005年に上の道はメトロが通過するように改造された。それに伴い、それ以来車は下の道しか走れなくなるのである。なお、そんな車の迂回用に近くに新しい橋が造られていた。

 

こちらのドウロ川はスペイン北西部からポルトガル中部を流れて、大西洋まで流れていく全長約900kmの川。そんな川岸にはカモメの姿も沢山見られる。

それにしても天気がいい時の景色程、綺麗な物はないと思える位の景色である!

 

ちなみに先程世界遺産に加えられた名前のもう1つの建物「セラ・ド・ピラール修道院」は、橋の右端に見える白い建物である。

 

ドウロ川沿いの景色などに見惚れていると、ツアー参加者さん達はドンドンと進んで行くので、それに付いていかないといけないし、景色も写真に撮りたいしと忙しい・・。

 

ポルトの街をブラ歩き 動画

 

こうやって日差しが入ってくると気持ちがいい。そう思うと太陽の存在は人間、いや地球上に生きる生物にとってはかけがえのない大事なものであるというのを実感するのである。

 

こちらは先程、内部見学したサン・フランシスコ教会。最近は写真を撮れる施設が多くなっているだけに、写真が撮れないととても残念な気持ちになるが。。

 

カモメが飛び交う、気持ちいい風を浴びながらドウロ川を眺める。こう見えても真面目なボクなので、ツアー団体は無視して写真撮影に夢中になる人間ではなく、ちゃんとツアー団体の位置と動く先を把握してなるべく迷惑を掛けないようにと配慮して、一応写真などを撮っているのである。

 

ドウロ川沿岸から見られる景色 動画

 

今回の旅行ではポルトのホテルで2連泊したけど、空港近くの郊外の場所にある立地だったので歴史地区辺りまでは来れなかった。実質半日のポルト観光だったけど、もっとゆっくり滞在したかった。今思えば空港ホテルからタクシーを使って夜にこの辺りを訪れるという選択肢もあったけど、ボクは基本タクシーは使わずに徒歩メインなのでそれらはハナから考えていなかった。だけど電車を使うという選択肢は、今後検討していかないといけないなと思った。

 

川沿いの道にはご覧のような廃墟みたいな建物も見える。でも玄関に張られている木の板に、このような絵が描かれているだけでも雰囲気が変わるので、落書きではなくアート・ペインティングをする試みは面白いと思う。

 

この辺りには大きなクレーン車が見えていたので、再開発を行っている地区だったのかもしれない。こちらの建物も改装工事待ちの建物だったのかもしれない。

 

駐車場に辿り着くと、そこへやって来た可愛らしいポルトガルの子供達とすれ違う。みんなすれ違いざまに手を振ってくれて、思わず「オラ~~オラ~~!」と交流を行うのであった。

 

ポルトガルの子供達との触れ合い 動画

 

 

ドウロ川対岸に移動する

そして駐車場でバスに乗り込み、移動します。

 

移動先はドウロ川対岸の「ビラ・ノバ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)」地区。駐車場まで戻ってわざわざバスで橋を渡るのもいいけど、個人的にはこのドンルイス1世橋を歩いて渡りたかった。ただパックツアーでは参加者の大半はある程度高齢な方々ばかりで、あまり歩かされると文句が出たりするので、それでツアーでは気を使ってあえてバスで橋を渡ったのかもしれない。それに歩行者用通路も狭いから、団体が通るにはあまり適していなかったのかもしれない。

 

ちなみにこのドンルイス1世橋は上と下があり、下の通路は上に比べると見晴らしがそこまで良くないので、だからここの橋歩きはパスして、バスで通過したのかもしれない。ただ”橋の上からの景色に比べれば・・”という事なので、充分この橋からの景観も素晴らしく思うが。。

 

こうやって見ると、坂の上に向かって築かれているのが分かるポルトの街。

 

という事でバスでポルトの街の対岸に渡ってきました。ポルトの街でも大プロジェクトであった、このドン・ルイス1世橋の敷設。まだエッフェル塔や自由の女神を造る前であまり実績のなかったエッフェル氏に、この橋を依頼した理由は他の業者に比べて提示してきた費用が遥かに安かったからとか。そんなある意味ギャンブルにも思える選択だったけど、こうやって見事な橋が今の時代にもちゃんと使われているので、素晴らしい選択であった。

 

ドンルイス1世橋の下から街を眺める 動画

 

従来の橋に比べて、大幅な交通量をもたらしたドン・ルイス1世橋。その前にあった橋は、ちょうど今立っている場所付近に架けられていたようだが今はその跡もなくなっている。

 

ドン・ルイス1世橋 建設中の昔の写真

こちらの写真はドン・ルイス1世橋が架けられる前のもの。ドン・ルイス1世橋と比べると、小さな架け橋にしか見えない。。

 

今のポルトの街では、使われなくなった最古の橋であるマリン・ピア橋も含めて6本の橋が架けられている。ただし全て歩行者が通れる訳ではなく、車両専用の橋とかもある。

 

このドンルイス1世橋という名前は、当時のポルトガル国王だった「ポンテ・デ・ドンルイス1世(Dom Luís I Bridge)」から付けられた。上と下の橋を支える、中央部分がアーチ状の構造。

 

そしてそんな橋の反対側に見える景色も、ご覧のようにとても綺麗である。ちなみに左の川岸に停められている帆船は昔この川を通じて運搬されていたポートワインを運んでいた船である。ただ残念ながら今の時代では輸送効率の面で、都合のいいトラックを利用しているので、これらの船はその時代の名残として川に飾られているのである。

こんな旅はまた次回に続きます!

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