タリンの五つ星ホテルのスリーシスターズ・ホテルでランチを-バルト三国旅行記-38

バルト三国旅行記:6日目

阪急交通社ツアー「バルト3国周遊 8日間」-2019年12月17~24日

高級ホテルで高級ランチ?!

今日はエストニアの首都タリンで、中世の街並みが残る旧市街地の観光中。午前9時から旧市街を歩き回っていて、そろそろ時計の針が12時を指そうとしているので昼食の頃合いのようです。

 

タリン旧市街地にて

13世紀頃からハンザ同盟等の影響で、バルト海沿岸の地権を活かして繁栄してきたタリンの街。ただしエストニアという国の歴史はまだ浅く、約100年前まではスウェーデンの支配時代に付けられた「レヴァル」という街の名前だったタリン。20世紀初頭まではドイツ語及びドイツ文化が主流な都市であった。

 

こちらの尖塔が天高くそびえる教会は聖オラフ教会。13世紀から現存するとされている教会は、一時期塔の高さが159mもあり当時としては世界で最も高い建築物とされていた時代もあるという。

 

しかし現在の尖塔の高さは123m程。当時の人達も天を目指して高い塔を競って建てたが、高い建物には付き物の落雷などにより過去2度に渡って大規模な火災が起きて教会は損傷を受ける。現在見られるのはその後再建された教会である。

 

今回の添乗員さんは色々と”添乗員さんならではの情報”を教えてくれた。彼女は添乗員派遣会社の所属で、過去に貸し出すガイディング・レシーバーをツアー最後に全員分回収した後に、置き忘れて紛失してしまった。もしツアー参加者さんが紛失した場合は阪急交通社の場合は1個5,400円(税込)支払わないといけないが、添乗員さんが紛失した場合も同様で彼女は二十数台分のレシーバー費用を支払わざるを得なかったという。

だから添乗員さんも結構色んな事に気を配らないといけないので大変である。。

 

そして昨晩もやって来た、こちらの「三姉妹(スリーシスターズ)」という通称で呼ばれる15世紀に造られた建物。元々は商人が住んでいた住居兼倉庫として造られたもの。19世紀に一部建て直しされたが、正面上部の部分は昔のままだそうだ。

 

2003年には改装されて、今では5つ星ホテルとして人気な場所となっている。前天皇陛下もこのホテルで宿泊した事があるという。ただしあまり部屋は広くないみたい、この外観を見れば納得できると思うけど・・・。

 

そんな五つ星ホテルには宿泊しないけど「建物の中に入ってレストランだけでも楽しんでください!」という、旅行会社側の心意気で日程に入っている昼食。

 

 

スリーシスターズ・ホテルで昼食を

レストランはホテルの1階部分、ロビーを抜けて奥に進みます。

 

奥は結構広くて、くつろげる空間が広がっています。

 

ここがレストランの会場で昔の建物らしく、天井を支える木の枠組みが見えます。


レストラン【SÖE Restoran】
住所:Pikk 71, 10133 Tallinn,(スリーシスターズ・ホテル内)


 

今回のツアー参加者はボクも含めて29名なので、こちらの部屋を貸切。上着は中央奥にあるクローゼットに置きます。

 

昨日の夜に通りから建物内を覗いた時に、見えていたポスター。

 

窓部やテーブルにはこちらの粋な鉢植えが置かれています。五つ星ホテルのレストランで食事を食べる機会なんて、値段のリーズナブルさが特徴な阪急交通社さんのツアーでは滅多にない事。富裕層向けのランクアップした旅程のクリスタルハートは別にして・・・。

 

ここでもクリスマスを意識した人形が置かれていたけど、スリーシスターズらしく3人の女性の人形でも置いていた方がそれらしかったと思うけども。。

 

レストラン全体が見えるこの席をチョイス。福岡からお越しのご夫婦と”第二のお父さんオジサン”とご一緒する事に。

 

さすが五つ星ホテル内にあるレストランだけあって、スプーンやフォークが置かれているのは板に石を張り付けた台座。なかなか趣を感じられる幸先である。

 

まずは美味しそうなパンが出てくる。それと共にクリームかと思わせる位にマーガリンがたっぷりと付いてきた。。

 

料理を運んでくるウエイトレスの女の子は2人共若かった。

こちらの子はちゃんとカメラ目線で応えてくれました!

 

そして先程聖ニコラス教会の売店で購入した本と共に、1杯7ユーロのビールをオーダーし写真に収める。

 

それにしても相変わらず美味しい、昼間に飲むビールである。

 

こちらのレストランでは前の天皇皇后両陛下が来た際に食した”エンペラー・メニュー”というコースもあるみたいだけど、それはディナーのコースみたいでこちらは普通にランチのメニュー。

 

まずはこちらのお皿が運ばれてきます。温かいクリームのような見た目です。

 

 

濃厚な味わいのクリーム、あっという間に無くなってしまいました・・・

 

そののちに運ばれてきたのは、ランチメニューのメインであるスズキ料理。なんとこちらの器が温かい!たぶんこの料理に合わせて、事前にお皿を温めていたようです。

このようなお皿を温めるという気配りがレストランの格として現れる感じがします!

 

普段はあまり格式が高いレストランとかに行く機会が無いので、こういった料理をあまり食べ慣れないけど、これもあっという間に無くなってしまった。個人的には美味しかったと思うけど、舌の肥えた人からは「予想していたよりかはイマイチ・・・」という意見もあった。。

 

一番注目したのがこちらのスプーンなどを置いていた、石を張り付けた板。

料理などよりもこういう所に目が行ってしまうボクでありました・・・(笑)

 

中世に建てられた建物は内部にはこのように木組みで補強されていたのだろう。現代に住んでいるとコンクリート製が多いので、なかなかこういう建物の事情も知らない。そういう意味では中世の建物を改装したレストランで食べるという事は、料理以外にも味わえる事があるというのに気付いた。

 

という事でウエイトレスのもう一人のお姉さんとも写真撮影。するとわざわざ持っていたトレイを置きに行ってから、嬉しそうな顔で写真撮影に応じてくれたのであります。

 

食後に「コーフィー? ティー?」とウエイトレスさんが聞いてきたけど、普段の習慣で追加ドリンクは要らないと「ノー!!」と言ったけど「???」という顔を返された。どうも食後のコーヒーorティーは料理に含まれているみたい。

ちょっと貧乏人の気質が出てしまった瞬間にも思えた・・・

 

食後のコーヒーと共に運ばれてきたデザート。

 

個人的には食後のデザートは不要なんだけど、ツアーの食事では必ずといっていい位にデザートが付いてくる。パックツアーの場合は年配の女性が占める割合が高いので、このような甘いデザートがあるかないかでツアーの評価が大きく分かれてしまうのだろう。

甘い物を食べても、お腹の脂肪を追加するだけなんだけどね・・・。

とりあえず五つ星ホテル内のレストランで出てきたデザートを、アップで写真に収める。まあ一応親切にデザートの量は控えめであったけどね。

 

そしてデザートを食べた後に、トイレに向かう。ここは地下にトイレがあるようだ。

 

先にトイレを済ませた人から「無駄にトイレが広い!」と聞いていたけど、入ってみるとその通りに広いトイレ内だったけど、このようにポツ~~ンと便器があった。

 

さて昼食を済ませた後は、夕食まで各自フリータイムの開始。食事後をゆったり楽しむ人達を置いて、1人タリンの街に繰り出すとする。

 

一応自分なりにタリンの街を周るルートは昨晩作成済。まずは城壁の上に登ってタリンの旧市街を見下ろして、添乗員さんが有志で連れて行ってくれるカドリオルク宮殿にも行って、最後に観覧車に乗りに行くという予定。

 

 

午後のフリータイム開始!

さて昨晩にタリンの街歩きをしたので、ある程度慣れてきた街の地理。とりあえずはヴィル門の方向を目指して歩く。

 

普段はお1人様参加限定旅ばかりに参加しているので、フリータイムなどはあっても1時間位の事が多いけど、普通のツアーではペアで来ている人が多いので、それに合わせてフリータイムの時間も長いのかもしれない。

 

今回のツアーでもボクが最年少の参加者だった。若い人はあちこち行きたがるけど、年配の人達は近場でゆったりと過ごす傾向が多い。

 

今日は雨が降っていないのでラッキーである。だけど雨が降ってもあまりボクは傘を差さないので、ずぶ濡れになるか、ならないかの違いだけだけど。。タリンの旧市街地にはこのように、とても古そうな外観をした建物もある。タリンの街はよく火災が起こったので、石造りの建物に変えていったみたいだけど、ここは昔のままのようだ。

 

この旅行時は12月とシーズンオフの時期だったので、あまり街中では観光客の日本人とは会わなかった。

 

今振り返ればタリン郊外に行くのも良かったけど、旧市街地にある高い塔に登れば良かったとも思う。大体どこの都市に行っても高い場所から見下ろす事が多いので。

 

とりあえずタリン郊外を目指す前に、お土産屋さんに入ってみる。ドイツっぽい形のマグカップが売られているけど、買って帰っても場所を取るだけ。。

 

昨日の晩から気になっていたコースター。こちらでは6ユーロだったけど、印刷された文字が入っていたのでこちらを購入する。

この旅行以降、自宅でず~~っと使う事になるお気に入りのコースター!

そしてこれと共に2冊の日本語版ガイドブックも購入。最近の海外旅行では必ず買ってしまうガイドブック。。

 

タリン旧市街地では、ヨーロッパ観光地の定番である馬車は走っていなかったけど、こちらの観光用の乗り物がゆっくりと走っていた。ゆっくりと旧市街地を楽しみたい人には向いているかもしれない。

 

足早に歩いていると、城壁を発見。こちらを進んだ先に上に上がる入口があるハズ。

 

お土産物屋さんの窓を覗くと、クリスマスムードのある置物が店頭に置かれている。左に見えるスノードームのような電話ボックスはクリスマスに自宅で飾るのに、雰囲気がとても出ていて向いていると思う。

 

という事を思いながら歩いていると、城壁入口に到着します。

こんな旅はまた次回に続きます!

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