ポーランド旅行記:初日
阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–
大阪から成田空港までは初の夜行バスで移動
このポーランド旅行記は2019年11月に行ったものです。元々その先月10月にクロアチア旅行を予定していたのだが親父の急逝により、キャンセルとなり自分だけの都合だけではなく周りの都合によっても旅行に行けなくなる事を思い知ったのであった。
そして今回は東京主催のツアーに参加したので自力で成田空港へ移動する必要がある。東京出発のツアーにはこれまで3回参加した事があるが、今回は成田空港に集合が午前9時と早く、当日に大阪を出発してもギリギリ到着する飛行機がLCCであるけど万が一遅れたり欠航になったりすると困るので今回は今までの人生で経験した事の無い夜行バスを初体験してみた。その乗り場は南海難波駅の上にあるスイスホテルの入口付近にあるというが、今までその近くを何回も通った事があったが全然その存在を知らなかった。。そしてそこへ向かうエレベーターも1個しかなく、スイスホテルまで昇れないエレベーターもあるので注意!
こちらが今回予約した南海バス。大阪は難波・梅田、京都は京田辺・京都駅から乗る事が出来て秋葉原駅・成田空港を経由して千葉の銚子に向かう路線。ただ予約は2カ月前からはしていなくて、3週間前位からじゃないと出来なかった。。
値段は時期によって3つの価格が設定されていて、この時期は一番安かった。少し迷ってやっと辿り着いた南海高速バス乗り場、余裕をみて家を出発していたので40分以上前に到着。なのでこちらの待合室で休憩する事に。ただこの休憩室は新しく、トイレがとても綺麗であった。
39年の人生で初体験の夜行バスだけあって、何故か今回はとても緊張していた。「緊張するのはいい事だ、自分の経験に繋がる!」と自分に言い聞かせてバスが到着するのを首を長くして待つのであった。
難波のスイスホテルの建物は南海難波駅周辺でも目立つので何回も目にする事があったけど、実際にこうやってロビー付近に来るのは初めてである。そういう意味では何回か訪問した事のある成田空港への移動手段を始めてのルートにしてみるというのも色々と経験になる。
夜行バスに乗り込み、成田空港を目指す
待合室でず~~っと待つのも退屈なのでバス乗り場の係員のお兄ちゃんと雑談しながら待っていると、やっとこさバスが到着。座席表を見ると一番前の真ん中の特等席になっていた。横3列でそれぞれに独立したシートになっているバス、思ったよりゆっくりは出来そうだ。
しかし一番前で真ん中の席なのでバスを乗ってくる人に最も接触し易い場所で、バスの座席も余裕がある割に前から順番で詰めて決められていたので思った以上にくつろげなかった。。
ドキドキが最高潮になり、定刻20時40分より早く出発する夜行バス。さて「今回もどんな旅になる事やら・・・?!」と思いを巡らす瞬間である。
ユニバーサル・スタジオジャパンが最初の乗り口で、その後難波・梅田・京都と乗客を拾っていく夜行バス。こちらは阪神高速道路から第二京阪に合流し京田辺へ向かう最中の写真。一番前のセンター席なので一番景色が見える、ある意味最高の席だ。ただ一番前は外の光で明るかったので「眠れないかも・・?!」と思っていたが、途中でバス前面に覆いが掛けられて真っ暗になって一安心に。。
真ん中の一番前の席には天井にライトがなく、せっかく途中読書をしようと思っていたのだが残念にも出来ず。。
大阪を出発し途中1箇所24時前にサービスエリアで休憩タイム。これ以降は休憩はなく、そのまま関東へ直行。ただバス内にトイレがあるので、トイレ休憩でバスが停まる必要も無し。(ただし運転手変更で途中停まるけど、バスの外には出れません)
停まったサービスエリアはどこか覚えていないけど、岐阜~名古屋辺りだと思われる。辺りは雨が降っていて小走りになる人もいたけど、ボクはいつも通り傘を差さずに悠然と歩いてトイレへ向かう。勿論びしょ濡れだけど、雨で走るのも何ともカッコよく見えないからなるべく悠然と歩くようにしている。
そしてトイレを終えてバスの写真を撮っているとドライバーさんが気を使ってくれて傘を差してくれた。なお夜行バスではドライバーさんが2人業務に当たっており、交代で勤務していた。ドライバーさんに聞くとバスの座席は自由に移動してもOKだそうだが、あまり好ましくないような顔をしていた。後ろの席が誰もいなければフラットに近い角度まで座席を倒せるのだが、人が居たらそこまで倒せない・・・。
朝の成田空港に到着!
事前の予定では朝6時50分頃に成田空港第一ターミナルに到着だったが、実際に着いたのは朝6時13分。早いに越したことはなく、遅れない日本の夜行バスは優秀だなと思った。朝早く成田空港出発の際はこれからLCCの飛行機よりも確実性を考えて夜行バスに切り替えようと思う。ただし9時間もの長時間乗っている辛抱強さがあればだが・・・。
夜行バスに乗れば指定ターミナルの真ん前まで連れて行ってくれるのでとても便利である。ただし第3ターミナルまでは行かないので、第1か第2ターミナルで降りて自力で向かう必要があるけど。
早速成田空港内に入るけど、中のお店はまだ閉まったまま。。よく考えればまだ朝の7時前だった。
阪急交通社ツアーの集合時間は朝9時だったので、まだまだ時間的には余裕がある。お店も開店していなかったので、代わりにと写真を撮ったりして時間を過ごす。
そして朝飯を食べようとコンビニを探す。成田空港では数か所コンビニがあるけど、24時間開店しているコンビニはここだけのようだ。ここは第1ターミナルの鉄道乗り場と直結している所なので、人の行き来が多い場所なのだろう。
初日の朝飯はこちらのおにぎり2個。おにぎりでは一番人気の定番商品「シーチキンマヨネーズ」と「熟成焼きたらこ」をチョイス。それにしてもこのおにぎりの美味しさを改めて思い知る。海外でもおにぎりは食べれるけど、こんなに美味しくはないのである。
空港内でコンセントのあるカウンター席で約1時間を過ごし、集合時間より早めに添乗員さんが来る事が多いのでそれを期待して旅行会社が集まるブースに向かうとする。朝8時前になってくるとそこそこに各航空会社のカウンターが開いてきている。
朝8時前に阪急交通社のカウンターに到着するとすでに今回の男性添乗員さんが待機してくれていた。まずはパスポートを確認の為に提示し、簡単な説明を受けた後はポーランド航空にチェックインする。
ポーランド航空にチェックイン!
フライトは午前11時だがすでにポーランド航空のチェックインカウンターは開いていた。朝早いからか、まだあまり混んでいなくて比較的スムーズにチェックインできた。
そして通路側も希望通りゲットできた。ポーランド航空は”スターアライアンス”に加盟しているので、日本であればANA(全日空)でマイルを貯める事が出来る。
今回はクラスYでしたが問題なく、このようにANAでマイルが加算されました。今回のフライドで加算されたマイルは、片道2,692マイルで往復5,384マイルになりました。
ポーランドのお金に両替を
無事チェックインも済んだ後は、近くにある両替所でポーランドの通貨「ズローチ」にお金を両替してみる。両替手数料から行くと①日本の空港→②現地の空港→③現地街中の両替所になるに従って手数料が安くなっていくのであるが「先に両替しておいた方が心の負担を1個取り除ける!」という心理もあって、早々と両替するのである。
この時2019年11月14日の為替では1ズローチ=27.91円だったので、1万円試しに両替してみたが結構両替手数料が掛かっていた。つまりは約15%程の手数料が取られている事になるのである。
両替も済ませてもまだ飛行機搭乗までは約2時間以上もあるので、再び成田空港内をブラつく。チェックイン完了後なので先程までとは違い、スーツケースを預けて手ぶらになったのでさっきよりかは気楽にブラつく事ができる。
今の日本も西洋から来たイベントが大好きな国になっていて、それもだいぶ早くからイベントを開始している。この時点では11月14日だったけど、既にこちらのブースではサンタさんがボクを待ち構えていた。今やハロウィンが終われば、すぐにクリスマスムードとなっている。。
ただこのサンタさん、近寄って見ると意外とリアルな顔つきをしていて、少々気味悪い感じだった・・・・。何故こんな怖い顔のサンタさんをここに置いているのだろうか?!
夜行バスで途中真夜中に休憩した時は土砂降りだったけど、だんだんと天気が良くなってきて青空が見えだしてきた成田空港。
ポーランド旅行も幸先が良さそうな予感である!
成田空港も何回か来たので、あまり見る場所がないのでラウンジを探していると「エコフォト・ギャラリー2019」なる写真ギャラリーがあったのでちょっと見学してみる事に。
甥っ子ちゃんは小学生からインスタ・デビューしていて、主に投稿していたのは飛行機の写真ばかり。ボクは飛行機には全然興味が無いけど、甥っ子ちゃんのように飛行機の写真を撮るのが好きな人は沢山いてるみたい。このように広角レンズで撮った写真もだいぶ味が出て、いい感じである。この写真も普通に撮っただけではここに飾られてはいなく、あえて広角レンズで撮った写真で飛行機が中心に据えられている世界感が評価されているのだと思う。
夕焼けにバックに逆光で真っ黒になった、飛び立つ飛行機。こうやって他人の写真を見ると、自分のこれからの写真撮りの勉強にもなるのでここで作品を見れて非常に良かった。
そして飛行機の現物を生で見る為に展望台に向かう。雨が上がったのでちょうどよかったけど、あまり飛行機に興味が無いボクには長居する場所ではないのである。。
目の前に見えるのはベトナム航空、まだ利用した事は無い。2019年1月にベトナムへ行った際は格安航空LCCのベトジェットエアを利用したので。
プライオリティパスの使えるラウンジで休憩
そして展望台の見学を終えた後はアルコールに釣られてラウンジを利用する。今回訪れたラウンジはこの「IASS」でプライオリティパスやそれを入手する為に取得した楽天プレミアムカードで入場できる。
成田空港でクレジットカードやプライオリティパスで入れるラウンジはあまり充実していない。このラウンジではアルコールは1杯目無料だが、2杯目からは有料となる。という事でビール1本を味わって頂く事に。
ビールを飲み終わり、ラウンジでそのまま居てると気が抜けて万が一寝てしまったら困るので早めに搭乗口付近に向かう。椅子もこのようにゆったりと座れる大きいサイズもあったりで、改装されてキレイになってきている成田空港。
ポーランド航空の飛行機に搭乗
意外とゆっくりな搭乗時間のポーランド航空。搭乗口付近にいた添乗員さんに話を聞くと、毎回出発時間をちょっと過ぎて離陸して到着は予定時間よりも早い事が多いんだとか。
今回初体験のポーランド航空。ちなみに飛行時間は約11時間25分との事で、それにしても直行便は楽だ。ドバイやドーハ経由の飛行機だと10~11時間でそこまでしか行けないので、かなりの時間ロスになる。だけどその分料金が比較的安いんだろうが。。
エコノミークラスで搭乗開始になったのは午前10時50分頃。添乗員さんの言っていたように当初の出発時間11時は簡単に過ぎてしまいそうだ。
こちらは飛行機の機内。直行便だけあって、周りの人はポーランド人と見られる人が多かった。隣もたぶんポーランド人のお兄ちゃん。
ただ付近の席はあまり混雑していなくて、空いている席もチラホラあった。そんな席にはフライト中、ポーランド人達が移動したりと結構騒がしかった。。
離陸して約1時間すると機内食のお時間。その前にドリンクを積んだカートが回って来て、ビールを頼むとこちらの「ZYWIEC」というポーランドのメーカーが生産しているビールが出てくる。
こちらは機内で見れる映画の一覧。最近はエミレーツ航空が多かったので、機内で見れる映画もマンネリしていたがポーランド航空機内では日本では未公開映画なども見れて楽しく過ごす事が出来た。
機内で見た映画の中でオススメな作品をご紹介
【シャフト】
2010年に公開された私立探偵ジョン・シャフトを描いた作品の続編「シャフト」。前作を観た事があるので前作と同様に出演しているサミュエル・L・ジャクソンの軽快な演技を楽しく見させてもらいました!
【スチューバー】(原題:Stuber)
元プロレスラーでムキムキな体をした刑事さん。目が見えないのが原因で犯人を取り逃がし、更には相棒を殺されてレーシック手術を決意。迎えたレーシック手術当日、無事手術は成功するものの犯人の手がかり情報を入手し目がイマイチ見えないまま犯人逮捕に出かける事に。
しかし案の定、レーシック後で全然目が見えずに車を運転するもぶつけて穴にハマり運転不能に陥り、仕方なしに娘に教えてもらったUBERを利用する事に。そして運悪くそんな目の見えない無茶な刑事の世話役を引き受けたドライバーとのドタバタ・コメディーな作品である。
ボクもレーシック手術をした事があるので刑事さんの思いに感情移入をして、ゲラゲラ笑いながら見る事が出来た楽しい作品でしたね!
【ウォー・ドッグス】(原題:War Dogs)
こちらも日本では未公開だった作品。実際に起きた武器商人の詐欺事件を脚本にしたストーリーで、軽快なテンポで進み劇中に使われる音楽もノリノリで思わず魅入ってしまった!
そんな映画を機内で見ながら過ごしているとポーランド人と思われる男性たちが前の通路に立って、立ち話などをしていた。それもなかなか席に戻らずにず~~っと立って話していた。「ポーランド人は喋り好きやな~~!」とその時は思っていたけど、後でとある人に話を聞くと彼らの体が大きくてエコノミーの席ではキツイので席を立って通路で時間を潰していたようだ。
そういえばボクの隣に座っていた親子のパパさんは窮屈そうに長い足を折り畳んで無理やり座っていたっけ・・・。ちなみにそのパパさん、この約11時間のフライト中に1回もトイレに行かなかった。
ポーランド人の体は大きいけど、それに比例して膀胱も大きいのかな?!
そして機内食のお時間。こちらは新しいスマホの【ギャラクシーS10】に搭載されているカメラモードで”食事”を選ぶと、周囲をぼかしてくれるモードで撮影した写真である。
日本からの直行便だけあって、機内食には割りばしが出てきた。何気に日本人には有難いアイテムである。機内食の時には意外とお箸の有難味が分かる瞬間でもある。ボクは面倒臭がりなので、毎回機内食ではフォークかスプーンどちらかだけで済まそうとするが中々食べにくいのである。その点お箸であれば、それだけで全てに対応できるのである。
機内食ではチキンを選択、それなりのお味でしたね。エコノミークラスの機内食で味を批判するのは間違っていると思うので、いつも有難く思って食べています。
機内で映画「ライオンキング」を見ていると、ボクのポリシーを代弁してくれているイボイノシシのシーンがあって少し感動した!
映画を楽しんでいると2度目の機内食のお時間に。今回はチーズが絡まるパスタを選択する。それなりに美味しかった機内食。
パスタを食べつつ、ライオンキングを楽しむのであった。。
ポーランドの空港に到着!
約11時間のフライトも初見の日本未公開映画が日本語吹替で用意されていたので、それを見ているとあっという間にポーランドに着いたような気がした。それだけ機内エンターテインメントの充実は重要であるという事を感じた今回のフライトであった。
11月のワルシャワは大阪とはあまり気温差が無くて、服装に大きな変化が必要なくてそれなりに快適であった。
飛行機を降りるとバスが出迎えて、ターミナルまではそのバスに乗って移動。ただ意外と運転が荒いのか、結構道中揺れて、しっかりとポールとかに手を掛けていないとコケてしまう位。
さてまずはポーランドでの第一歩を踏みしめて上陸したワルシャワ。これからどんな旅がボクを待ち受けているのだろうか?!
そんな様子はまた次回に続きます!
↓↓↓↓ポーランド旅行記:初回↓↓
【コメント欄】
とうとうコメントをさせて頂いてから早半年。あの時もうすぐまた旅行に行かれるとおっしゃっていたのはポーランドだったんですね!
わたしはアウシュヴイッツはどうしても見ておかなくてはならないと思い、二度ほど行きましたので、この後旅行記を読むのがとても楽しみです。
そしてお父様につきましては大変残念ですね。
お悔やみ申し上げます。
クロアチアは一昨年行ったのですが、いつものもすごい雨女にも関わらず素晴らしい天気に恵まれたこともあいまって、大好きな国になりました。いつか是非訪れて下さいね!
uralyumさま
再びのコメント、ありがとうございます!
アウシュビッツに2度も行かれたとは恐れ入りました。是非ポーランドに行ったならば、訪れる必要がある場所ですね。
色んな事を考えさせられる場所であり、また色んな事にも興味が出てきた場所でもありました。
まあ死は誰にでも訪れるものなので、クロアチアに行っている時じゃなかったのが救いかもしれません。
クロアチアへはリベンジとして今年の6月頃の訪問予定にしていましたが、今回のコロナ騒動の影響でキャンセルしました。
海外旅行が解禁になったら、是非行きたい場所です!
ではポーランド旅行記もまた長編になっており、駄文の連続ではありますがご愛顧頂けますと幸いです。
以上 よろしくお願いいたします。
先日、某道の駅でポーランドのご婦人に会いました。嫁に来て25年、イーデス・ハンソンさんをもっと大阪のおばちゃんにした感じ。夫婦でバイクツーリングの帰路で、イカが大好きの由。
そんな訳でポーランドをチェックしようとヒロキ君を訪ねました
無精髭おじさんへ
ポーランド人女性との運命的な出会い、おめでとうございます!
25年も経つとすっかり大阪人に変わり果てたみたいですね。。
ポーランドは素晴らしい国でした。是非再訪したい国でもあります。