【チュニジア世界遺産紀行8日間】2日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
バルドー博物館にて?!
バルドー博物館でモザイク鑑賞
引き続きバルドー博物館のモザイクを鑑賞して行きます。
こちらのモザイクは多彩な色付けがなされています。
建物は漆喰壁でとてもキレイに管理されている。
天井は幾何学模様が丁寧に掘り込まれている。当時の権力者が自分の力を誇示する為にも豪華な内装にしたのだろうか。
この軒下に書かれているのは1914年にチュニジアに来た3人のアーティスト「Paul Kle」「August Macke」「Louis Moilliet」の100周年を祝ったイベントをした時に入れられたもの。
足元には洗礼用の噴水場がある。
このように現地ガイドさんが色々と教えてくれていたハズなのですが、全然頭に残っていません・・・。次から全部録音しておこうかな。。
人間は裕福になるほど、教養が付くほど芸術を欲してくるようだ。
こうやってモザイクを見るだけで人間ってのは、何でも技術をレベルアップさせてきたのを目の当たりにできる。
過去があるから今がある。その過去を紐解く過去の人達の作品。
2階へ続く階段がある大きな扉。昔の人はそこまで大きな体をしていたのか?!そんな訳ないな・・・。
この辺りはラテン語が刻まれている。
ラテン語ってのは今のスペイン語に近い感じがする。
モザイクって”ちぎり絵”のような感じなんでしょう。
イスラムの建物は窓枠の格子が特徴的。
今回のツアー参加者の男性はほぼ60代中頃~70代前半。チュニジアまでの長旅でそのまま博物館観光なので、ちょっとお疲れが出ていたかもしれませんね。でもそれぐらいの歳で旅に行けるって健康な証拠です。
博物館内の様子 動画
現地ガイドさんがスマホのライトを活用して、こちらの作品を説明してくれています。
ローマ数字とは違う独特の数字を用いて文字と共に描かれています。少年の頃に幼くして亡くなった子供の栄誉を印した作品です。6才で亡くなったのだったかな。。
少し階段を登ると、何かの像が見えます。
アポロンの像
ギリシャ神話によく出てくるゼウスの息子であり、太陽神として崇められるアポロン。足の指の大きさや体の筋肉の盛り上がりなどが精巧に作られている作品。
この時現地ガイドさんがどんな説明をしていたか、この写真だけ見ていれば「ガオ~~~!」って言っているようにしか見えない・・・・。
こちらの間にはウティナ遺跡から出土したモザイクが床に飾られています。
それを取り囲むように像が左右に並べられています。
自然光が入り込むように作られているので、晴れていればとても明るい部屋です。
天井の真ん中にはクーポラがある。クーポラとは屋根の一部に突起した天蓋のような構造をいう。
元々は宮殿として使われていた建物だけあって、とても優雅な造りである。
どうやら上にも登れるみたい。
博物館内の様子 動画2
真ん中に描かれているのは誰でしょうか?キリストでしょうか?ワインを献上されている様子の絵だそうです。その周りには植物と共に羽の生えた天使みたいなのと七面鳥らしきものが描かれています。
大きな床絵ですね。こういう絵って大体壁に描かれるものだという感覚がありますが、この時代はあえて床に描いていたのですね。
ウティナ遺跡は紀元前2~3世紀頃が全盛期だったとされていて、その時代の円形闘技場や神殿や劇場や水道橋なども発掘されており広大な都市であった事が推測される。そんな頃に描かれたモザイク。
当時から色んな動物を馬に乗って、狩猟していた様子が描かれている。
顔が切り落とされた像。チラホラ顔がない像は色んな所で見かける。取扱いが悪くて、移動途中に誤って落としてしまって顔が取れただけかもしれないが。。
こちらは顔だけの像。取れてしまった顔もあるかも。
こんな像も作られた当初はちゃんと手先まであったのだろう。
真ん中には小さな石棺のようなものが置かれていた。その周りには遊ぶ親子の姿が彫刻されていた。
こちらのモザイクは巨大。これらのモザイクは、ウティナ遺跡から移管されたもの。
こちらは男性像の顔ばかり展示されている。
どこかで見た事のありそうな顔。”ローマ皇帝ハドリアヌスの愛人”として寵愛を受けたアンティノウスのような顔をしている。
畑を耕したり、家畜を飼ったりしていた当時の様子が描かれている。
キレイに足の指まで細かく造られている女神のような像。
筋肉隆々な男性の像。横には犬かライオンのような動物を従えている。ただ残念ながら顔と左腕が失われている・・・。
こちらの像は補修跡が目立つ。。
反対側でツアー参加者が現地ガイドさんの話に耳を傾けているが、ボクはそんな事にはお構いなしとばかりに写真を撮るのに夢中。。
こちらは頭から両手、左足の先まで欠損している像。そういえばエジプトに行った時もその遺跡に住み着いたキリスト教徒が、彫刻や像などの顔を削ったり切り落としていたっけ。。
色んな魚やたこらしきものまで描かれている。当時は大漁だったのだろうか?
こちらは先程の像に比べると、ちょっと小さめ。卓上に置く像としては、いいサイズ感かも。
像を後ろから見ると、お尻の筋肉がとてもしっかりしている。強調して造られたのか、それとも昔は車とか無かったので歩きや走りで鍛えられていたのか?
そういう”どうでもいい事”を妄想しながら、博物館を歩いてみるのも楽しい。
この様子はまた次回に続きます!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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