エルサレムで2度目の嘆きの壁に触れ、最後の晩餐を楽しく過ごす-イスラエル&ヨルダン旅行記49

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】6日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 最後の晩餐は皆で楽しく!

 2度目のユダヤ教の聖地にて

エルサレム観光、本日最後の場所は今日2度目の”ユダヤ人の聖地”である嘆きの壁です。約3000年前にイスラエル王ダビデの息子であるソロモンによって築かれたエルサレム神殿の跡地に残る城壁です。エルサレム神殿はその後2度破壊されるもヘロデ王によって大改築されたエルサレム神殿はイスラエル王国の象徴であり、ユダヤ人の聖地でもありました。

しかし約2000年前にローマ帝国によってエルサレム神殿は破壊され、エルサレムの街も壊滅的な状態になりました。その後、居場所を失ったユダヤ人は世界中に散り散りとなり、イスラエル王国復興を夢にこれまで生きてきたのです。

 

20世紀にユダヤ人の為の国”イスラエル”の設立が許され、1967年に世界情勢を無視し東エルサレムを占領し、嘆きの壁がある”エルサレム神殿跡”を奪還したのである。それまでユダヤ人は満足に嘆きの壁にすら近づけなかったのであるが、今はこうして約2000年前に造られた城壁に触れる事が出来る。

そんな壁に触れて、ユダヤ人の2000年における苦難や執念を感じ取ろうとする。しかし壁は静かなままで何も語りかけてこない・・。

 

手だけでは何も聞こえないので、キッパを被った頭を壁に付けるも何も聞こえない・・・。

 

ここで念願の嘆きの壁に辿り着けて、とても喜んでいる”ローマ法王オジサン”だがカメラの電池が無くなりかけで「たぶんあと1~2枚しか撮れないかも・・・」との事。予備の電池は2~3個持って来ているのだが、残念ながらどれも全部電池を使い切ってしまったらしい・・。ただ電池が無くなった後でも、ちょっと間をおけば2枚位は写真が撮れるとの事で撮影にチャレンジする。すると上手くいき、念願の嘆きの壁に祈る”ローマ法王オジサン”の写真を撮る事が出来て一安心!

 

ユダヤ人の宗教家に混ざって壁に向かって祈る姿は、ローマ法王そのもの!

 

まだカメラの電池が残っていたので、得意の自撮り写真も撮っている。そりゃこれだけ写真を撮っていたら、何個か電池の予備を持っていてもすぐに切れちゃうだろうな。とにかく、念願の写真を撮れて良かった良かった!

 

世界情勢を無視してヨルダン川西岸を占領したイスラエル。これまでのユダヤ人の歴史を知ると、念願の故郷を取り返したのだから何が何でも手放さないだろうな。

 

そんな約2000年の歴史を持つ壁を眺めながら、今回の楽しい旅を振り返る3人組の後ろ姿。2度目の嘆きの壁に来れて、もう思い残す事は殆ど無くなった。きっかけを作ってくれたローマ法王オジサンにヘブライ語で「תודה」(発音:トダ 意味:ありがとう!)

 

ここは出口だが、ユダヤ人と思われる人達はここを出る際に柱の左側真ん中(ドSちゃんお姉さんの麦わら帽の左上)にある、金属っぽい彫り物にみんな触れて出ていた。なんだろうか?魔除けかな?

 

メズーザー

調べてみるとこちらは「メズーザー」といって、ヘブライ語の旧約聖書の一文を記した羊皮紙が入っている箱。ユダヤ人はこれを家のドアや門などに、このように斜めに取り付けて家を出入りする時には必ずここに手を触れるのである。

 

出エジプト記の中に出てくる”十の災い”(古代のエジプトで奴隷状態のイスラエル人を解放させる為に神が起こしたとされる災害)で10番目の「長子を皆殺しにする」の時に、羊の血をドアの鴨居に塗ってこの災いから逃れた事により、その名残で未だにユダヤ人に受け継がれている風習である。

 

その後、バスに乗り込み今日の夕食レストラン付近に到着。エルサレムでも新市街地付近のようだ。

 

一方通行のマークは海外でも分かりやすい。

 

近くの建設現場の壁には、せっかく可愛らしい子供達の写真が張られていたが残念ながら可愛い子供にも落書きされていました・・・。

 

楽しかったヨルダン&イスラエル旅も最後の夕食。何でもいつかは終わりが来るもの。しかしローマ法王オジサンが自撮りばかりしていたので、ボクが何回も代わりに写真を撮ってあげたので、気を使って「沢山写真撮ってくれてありがとう!その代わりに今晩はビール1杯おごるよ!」と言ってくれたので俄然夕食が楽しみになってきました。

 

こちらの通りは、どこかの写真で見た事のある風景が見えてきました。

 

200本以上の傘がアーケード代わりに吊るされている。ポルトガルのとある街では夏場だけ、このように傘をアーケード代わりにするとその綺麗な光景に惹かれて観光客が増えたそうだ。それを真似したエルサレム新市街地の通り。

 

そんな通りを横に入っても、小さい路地に合わせて小さめの傘もかけられています。

 

こちらを右手に階段を降りて行った先が今晩のレストランのようだ。

 

ここまでパラソルのアーケードが続いていて、段々とテンションが上がってくる!

 

 夕食レストラン【Blue Hall Music】にて

階段を降りて地下に進むと、何ともエルサレムって感じがしないモダンな内装が待ち受けていた。それにちょっと驚く・・。


レストラン【Blue Hall Music】

住所:Yo’el Moshe Salomon St 12, Jerusalem, イスラエル(יואל משה סלומון 12, ירושלים)


 

レストランを進み、この奥に用意された長テーブルが本日の最後の晩餐の場所。

 

テーブルに着くと、すでに前菜の野菜やジュースなどが準備されています。その代わり、18個でいいハズの椅子が多めに用意されてキチキチの座席間隔になっていたので不要な椅子を抜く事に。

 

このお店では水以外にオレンジジュースやレモネードなども用意されていて、飲み放題だった。たまにはビールも飲み放題にしてくれればいいのに・・・そういえば唯一チュニジアのホテルでアルコール飲み放題があって、あの時は飲み過ぎたっけ。。

 

モダンな感じのレストランだけど、食事は普通にイスラエル料理のようだ。このレストランは日にちによっては生演奏もあるようだ。ただしこの時は生演奏はなし。。

 

どこに座ろうかと思っていたがローマ法王オジサンが「ビール奢るから横に座りや!」と言ってくれたので横に座ったけど、今回の旅行でローマ法王オジサンの横に座って食事をしたのは初めてかもしれない。

 

こういう食事時に何気に料理をお皿に装ってくれる女性って、素敵ですね!男ってそういうポイントはちゃんと観察しているので、こういう場面で全然動かない女性の方は知らぬ間に減点になっているのでご注意を!

 

こちらはローマ法王オジサン奢りのイスラエルビールなり!1杯10ドルとだいぶいいお値段だけど、太っ腹なローマ法王オジサンのお支払い!

 

そしてローマ法王オジサンと仲良く乾杯!我ながら、この写真を見ると「この2人組、仲良くて楽しそうだな~~!」と思ってしまう。。

 

今回のメンバー全員で記念撮影。苦楽を共にした仲間である。

これぞまさに最後の晩餐である!

知らぬ間に色々とお皿の上に食べ物が置かれていく。こう見えてもボクはあまり大食漢ではないので、そんなに食べれないタイプなのですが。。

 

こちらのお姉様方も仲良く料理を取り分けてます。

 

こちらは角煮のような料理が出てきています。大概こういうものは1人1個取ってとなって、余ると「若い者が食べや!」と最終的に回される事が多いような。。

 

ローマ法王は無事嘆きの壁の写真が撮れた事で上機嫌なご様子。横で楽しそうに料理を味わっています。

 

更にチキンまで出てきます。もうこの時点でお腹はいい感じなので本音を言うと、もう要らないのだけどね。

 

各自、楽しくイスラエル最後の晩餐を味わって食べています。

 

奥にはローリング・ストーンズの絵が飾られています。音楽好きなオーナーがファンなのでしょうか??

 

まだ更にピラフのような料理まで運ばれてきます。海外旅行でいつも思う事は「なんでこんなに料理の量が多いの??」と。

 

ここで対面に座ったお姉様方の写真を記念に撮ってあげる。普通に撮るだけだと面白味がないので、テーブルに置いてあった調味料入れを持たせて記念撮影。こうして写真を見るとそんな単なる調味料入れを持っているだけでより楽しそうな写真が撮れたと思う。

 

今回女性の参加は6人だけだったけど、若手女子とそれ以外で2つのグループに分かれていたようだった。個人的にはこういった”1人参加限定旅”というテーマの旅行だと、群れを作らずに色んな人と交流した方が楽しいと思うのだけど。まあボクは群れない人間なんでね。。

 

こちらでも記念写真を撮っている。僅かな時間だけど、一緒に楽しい旅を共有した仲間。

 

ただ一緒に旅したからといっても、旅行後に再開する人はごく僅か。人によっては「この旅行終わったら会う事はないから、遠慮する必要はない」という人もいるけど、ボクとしては”一期一会”の言葉の通り、後先は関係なく出会えたその場面一瞬一瞬を大事にするだけ。

 

だから自撮り写真を沢山撮っていたローマ法王オジサンにも、いい写真をもっと撮ってあげたいという気持ちで写真撮影を手伝ってあげた。そしてその気持ちが伝わったのか、大変喜んでくれた。

ただ「ビール、もう一杯飲むか??」という言葉を待っていたが、それは無かったね。。

ビールを奢ってくれたローマ法王オジサンにお返しとして、本日購入したキッパをプレゼント。やっぱりキッパを被っている方がローマ法王のように見える!ちなみに実際のローマ法王も同じような帽子を被っているが、ユダヤ教ではないのであれはキッパではない。「ズケット」(イタリア語)もしくは「カロッタ」(ラテン語)と呼ばれる円形の帽子で、元々はカトリックの聖職者は任命される時に頭頂部を剃髪していて寒いから帽子を被ったのが起源とされている。

 

こうやって見ると、下々の住民の悩み相談をしているローマ法王にしか見えない・・・。アルコールも入り、饒舌になって色んな人生訓を披露し助言するローマ法王オジサン。

 

ただ期待していた生演奏は今回はやっぱり無さそうだ。

 

こちらのお姉様方もとても素晴らしい笑顔。みんなで楽しむ最後の晩餐、食事時は料理の味も大事ではあるが、何よりも同席した人達とのお喋りがとても楽しいのである。

 

500ml入りのビールを飲み干し、上機嫌なローマ法王オジサン。相当な数の写真や動画を撮っていたハズなので、その管理は大変だろうなと勝手に想像してみる。

 

ユダヤ教に寝返ったようになってしまったローマ法王オジサン。でも現実的に、もしローマ法王が間違ってでもキッパを被ってしまったら大問題になるだろうな。

 

楽しい食事、何気に何も注いでいないグラスを使って写真を撮ってみる。

 

何とも言えない表情の写真が撮れた!

 

そんなグラス越しにカメラ目線を注ぐ”食パンマンお兄ちゃん”。。

 

食後にはヤカンを持って来てくれたので、てっきり熱い茶かと思っていたらまさかのコーヒー・・・。こんなヤカンに入れたコーヒーは見た事がなかったので、脳みそがパニくってしまった。。

 

イスラエルのコーヒー、ここでもトルコ系のような感じのコーヒーだった。

 

食後のデザートは暑い国でもアイス。甘くて美味しかった!

 

右側の帽子を被ったオジサン、”ドSちゃんお姉さん”から「芸能人で誰に似てるって言われます??」って聞かれて、続けて「佐野史郎さんに似てるって言われるでしょう!」って言われて思わず図星で苦笑いを浮かべる瞬間。

それを聞いてここにいたメンバー全員が「ウンウン・・」と頷き、そのオジサンも「そう言われるのが一番多いよ!」と言っていたね。

 

食事を終え、美味しいビールを飲んだ2人組はセクシーな衣装を着たお店の方と記念写真を撮る。相変わらずローマ法王オジサンは「あと一回は電池、もつかな?!」と言って添乗員さんにカメラを渡していたっけ。。

 

今までレストランに行った中でも、1位2位を争う位の際どいセクシーな衣装を着たお姉さんでした。

 

楽しい最後の晩餐で、お腹も心も満杯になり外に出ると、さっきの傘が出迎えてくれる。こちらの地域ではあまり雨が降らないらしいので、傘も暇しているんだろうな。

 

さて夕食を済ませたのでホテルに向かいます。ただ最後の夜なので、勿論ホテルでじっとはせずに出回って最後のエルサレムの夜を楽しむつもりです。

その様子はまた次回に続きます!

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