死海の塩に含まれるミネラルの効果とRAMADA RESORT編-イスラエル&ヨルダン旅行記22

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】4日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 「死の海」に向けて!

 死海途中で2回目のトイレ休憩

ヨルダン川の死海に向かう途中に2回目のトイレ休憩でこちらのお土産店に寄ります。前回のトイレ休憩からは約2時間が経過しています。だいたい1時間30分~2時間の頃合いでトイレ休憩が入るようです。

 

店内はそこそこに広い。1軒目に比べると、こちらの方が明るくて色んな種類の商品が置かれてそうだ。

 

ただし照明が消えちゃった・・・・・誰か間違えてスイッチを押してしまったのだろうか?!

 

ここは死海に近いだけあって、その死海の塩を活かした美容関係商品がたくさん置かれています。一番人気は泥パックのようで”死海の塩”には他の場所では多く含まれる塩化ナトリウムが約8%と少なく、他に塩化カリウム約20%、塩化マグネシウム約40%等のミネラルが多く含まれているそうです。

 

”死海の塩”に含まれるカリウムには人間の細胞を活性化する働きがある成分があり、マグネシウムは肌を保湿する成分が含まれているそうだ。そして成分的に”死海の塩”はしょっぱくは無く、苦いという味覚に近いという。なので食用には使われずに美容関係に使われるのである。

 

という事で”死海の塩”が入った石鹸で試しに手を洗ってくれるので是非という事でお願いしてみる。

 

こういう風に石鹸で手を洗ってくれる石鹸屋さんはあるけど、日本では女性店員が多いのでそういうのを楽しみにしていたけど、手を洗ってくれたのはオジサンでした・・・。

 

一応”死海の塩”で手を洗う前は同じ色だったハズの手が、これだけの差が出ちゃいました!

やっぱり女性陣の視線の先には泥パック商品があります。どうもこちらの黒色の商品が人気があるようです。お値段は5個で100ドル・・・意外と”いい値段”がすると思っていたら「5個買えば7個サービス!」との声が聞こえる。

 

という事は結局12個で100ドルという訳。そう言われると1個約900円位でそこそこな値段に落ち着く。これぐらいであれば女性向けのお土産にもちょうど良さそうだ。

 

こちらは先程洗ってくれた死海の塩を使った石鹸だが、大量に買わないと安くならないしな・・・と思ってパス。ボクはアトピー性皮膚炎があるので、未だに体をボリボリ掻くのだけど昔皮膚科の先生に「体は本当は洗う必要はないんだよ!というのは人間の体は古い組織(肌)は自然とポロポロ取れていくので洗わなくていい」と言っていたな。

 

ただやっぱりお土産が欲しい女性陣はちょっと悩みつつ、一緒にまとめ買いに協力してくれる人を探している。ただ男性は美容意識が強い人でしか興味が無さそうだった。

 

美容製品もいいのはいいと思うのだけど、それをず~~っと使い続けるのは面倒でコストもかかるので悩みどころではあるようだ。

 

こんなお土産屋さんの中で、モザイク画を作っている工程を見せてくれた。ただし他の人達は泥パックや他のお土産物に興味を惹かれ、そっちの方を見ていて誰もこのお姉さんの仕事ぶりを見ていなかったので折角なのでちょっと見てみる事にする。

 

2000年以上も前から人類が作っていたモザイク画。

 

ただ2000年前にはこのような器具などがなかったので、もっと簡素な道具で手間暇をかけて行っていたのだろう。もっと細かいモザイク画とかも見た事があるけど、それをチマチマとくっ付けていくのは大変だっただろうな。

 

 モザイク画を作成する様子 動画

 

細かいタイルをくっ付けている糊は、こちらの粉を溶かして使っているようだ。

 

綺麗な店員さんがいたので、ちょっとイスラム教なので遠慮気味だったがこういうお土産屋さんで働く位だからフレンドリーだろうと声を掛けると、さっきまで真顔で対応していた顔に急に笑顔が灯る。

 

すると意外とフレンドリー、さっきまでの怖そうな真顔がウソのような感じ。。

 

「カメラ貸して!」というので渡すと、セルフィーに切り替えて自撮りまでしてくれた。

結局ここでは何も買わなかったけどシュクランです!

 

 再び死海近くのホテルを目指す!

本日の日程は死海まで移動し、ホテルに一旦チェックイン後に死海での浮遊体験を行うだけ。死海を満喫できる日である。ただ死海も肌に刺激が強いらしく、知り合いの後輩君は昔死海に入ったら、その後全身がパンパンに腫れたそうだ。パンフレットなどには死海に浸かるのは15分程度までで、その後は直ぐにシャワーで洗い流した方がいいと書いてあった。

 

もうだいぶ死海は近くになってきたようだ。ちなみに死海にはイスラエル側からも入る事が出来る。一般開放の死海ビーチもあるけど、我々はこれから向かうホテルの敷地内にある”プライベート・ビーチ”に入るのでゆったりと満喫できるようで楽しみである!

 

左手には死海が見えてきた。塩分濃度が30%程もあり”微生物以外の生き物が住めない”まさしく「DEAD SEA」と名付けた由縁が分かります。ただこの死海も環境問題に直面しています。この死海は「海」とありますが、実際には海ではなく水が流れ出る場所はなく「湖」なのです。そしてこの死海では暑さの為に水が蒸発しますが、この死海に流れ込むヨルダン川などの水量が一時の10分の1にまで減っているのです。これには近郊の都市部の人口が急増した為にその生活用水や農作物灌漑用水に吸い取られてしまった為である。

 

この死海は周辺の地域の主な収入源になっている。死海の南側では死海の水を汲み取り、ミネラル分を搾取して塩だけを死海に戻して、逆にその部分では底に大量の塩が溜まった為に水位が増えてホテルなどの施設が水没する恐れも出てきている。

この死海での環境問題はイスラエルとヨルダンの両国、それとパレスチナ自治区の国境に絡んでおり多国での管理には限界がある。そこに欲まみれの人間達が群がったその結果である。もう21世紀は人間の存在自体が環境破壊になっていると言っても過言ではない。極論から言うと地球上から人間を排除するしか、地球環境を守る手立てはないのであろう。

そんな死海の水位減少対策で紅海の水を運んでくるという案があるが、そうなってくると死海の色が変わるとか死海独自の生態系に影響するとかの、その費用に莫大なお金が必要だったりと前向きには進んでいないそうだ。人間の利益の為に使われる死海は、その内に”オリジナルの死海”ではなくなり”人工透析された死海”に代わる時が来るのかもしれない・・・・

 

 死海近くの眺め 動画

 

 ホテル「RAMADA RESORT DEA SEA」にチェックイン!

こちらが本日宿泊するホテルの「RAMADA RESORT DEA SEA」だ。RAMADAというと世界的なホテルチェーン。


【ラマダ リゾート デッドシー】
 (RAMADA RESORT DEA SEA)

住所:Dead Sea Rd, Sweimeh, ヨルダン


 

こちらは四つ星★★★★ホテル、だけどこの周辺には特にお店やレストランなどは無さそうで陸の孤島のような感じ。

 

入口には荷物検査があり、X線検査機を使って係員が荷物をチェックしていた。

 

ここで”ビニール傘オジサン”が手に持っていたビニール傘をX線検査機に通そうとしたら、係員から「ノーー!それはイイ!」と言われてましたね(笑)。

 

こちらはロビー、1階にはお土産物屋さんやバーとかもある。

 

ここでも沢山の死海製品が売られている。さっきのお店で買わなかった人もここで買っておかないともう買う所がないみたいなので、ちょっと強迫観念に憑りつかれて買いたいような顔をしている人もいた。

 

狭い店内には所狭しと沢山の商品が置かれています。チェックインの暇潰しにと店内を物色します。

 


ホテル内には額に入った現国王の第4代国王「アブドゥッラー2世」、左は先代国王「フセイン1世」、右は皇太子で次期国王「フセイン・ビン・アブドラ」で皇太子はこの写真では少年ですが1994年生まれなのでもう25歳でいい大人です。

 


チェックイン手続きの間に先にホテル内のレストラン会場に向かいます。エレベーターが不調だったので階段で下に降りて行きます。

 

下に降りると、窓から明るい日差しが差し込むレストラン階に降りてきました。

 

さて昼食タイムです。ボクはほぼ1人で旅行する際は1人旅ツアーに参加しているのであまりテーブル選びは気になりませんが、普通のツアーに1人参加で行っている人から聞くとその嫌な所が「食事の時に好きな席に座れずに、他の人達の席が決まってからしか座れない」とよく聞く。

 

こちらの”ビニール傘オジサン”はJTBのツアーではブラックリストに載っていて”出禁”状態になっているそうだ。話を聞いたら「ある昼食の時にトイレに行ってからテーブルに座ろうとしたら「ソコはダメです!」と添乗員さんから言われた言葉の”言われ方”が気に障ったらしく、それにキレて、それ以降は一切ツアー参加者さん達とは一緒に食事せずにレストランに行った時とかはず~~っとバスの中で待機していた」との事。大分出身らしく、そういった言われた事を許せないタイプらしく、反抗の意を示し続けたらアウトになっちゃった・・・と。

 

でもこのオジサンの可愛らしい所は「旅行代理店を通してその後2~3回JTBに申し込んだけど、やっぱりバレてダメって言われちゃった!」と、その後も出禁になったものの申し込んでいたのだった。憎めない”ビニール傘オジサン”であった。ちょっと個性的ではあるものの、正直者で思った事は喋っちゃうタイプだそうだが、全然嫌味はなかったので変な人ではなかった。JTBもツアーから帰った後に「もうこの前したような行為はしないという誓約書を書けば、今後もツアーに参加してもいいって言われたけど、オレは悪くないのでそんな誓約書にはサインしなかった」とも言っていた。

こんなオジサンを怒らして、その後も上手くこのオジサンを扱えなかったJTB側に問題があったのでは思った。そんな話を聞いた後にある人に言われた「キミがそのツアーに居たら(緩衝材としての力を発揮して)オジサンは出禁にならなくて良かったのにね!」と。

 

そんな話はさきおき、これからリゾートホテルでの昼食です。こちらのようにたまに自分でパンを切らないといけないホテルもある。たぶんこれはあえてこういう形で出して、お好みで自分サイズに切るのがいいのかもしれないが、面倒だし綺麗に切られていないのもあって出来ればカットされているパンがいいという個人的な見解です。。

 

リゾートホテルだけあって、世界中から来る観光客に合わせてか、ヨルダンでも食べ易そうな料理たちが置かれていた。

 

ただこの後は食べ終わってから死海での浮遊体験で裸になるので、あまり食べ過ぎるとお腹がポッコリ出ちゃうので控えめにしないとね。

 

ライスは問題なく食べれます。下手なタイ米よりも期待していなかった分、よかったかもね。

 

だからそんな事を考えもせずにバクバク食べるオジサン達の姿が不思議に見える・・・ただしオジサン側からすると「食べてなくてもお腹はポッコリとなっているので、気にする必要ないだろ!」みたいな感じだろうけどね。

 

毎回甘いものコーナーの写真は撮るものの、これらの甘いものに近づくのはこの時だけ。

 

これを「美味しそう~~!」と見るか、「こんな食べたら確実に太りそう~~!」と考えるか、人生の大事な岐路でもある。

 

こちらは美味しそうに見えるパスタ。酢橘ごと乗っかっている。

 

という事でボリュームは多そうに見えるけど、大半は野菜なのであります。

 

そして周りにはあまり建物がなく、何もないホテルなのでドリンクとかは高めに設定しているのか、昼食時のビールは10ドル・・・なのでパス。。

 

こちらは他の人達が美味しいと言っていたチキン・スープ。

 

試しに水分代わりに飲んでみると、なかなかに美味しかった。

 

という事で和気あいあいとしながらみんなで昼食を頂きます。人によってはガイドブックに書かれているヨルダン料理と照らし合わせながら、味わって食べている人もいました。そんな人と比べるとボクは食には関心がないので、このブログを見てお分かりのようにただ普通に「美味しい」とかだけの感想で終わっちゃっているのである・・・。

 

先に食べ終わり、このホテルにもプールがあるとの事で先に偵察に行ってみる。

 

しかし外に出るとこの日差しの暑さが顕著に体感できる。チリチリと肌が焦げるような感じというべきか。

 

なぬなぬ・・・水着着用で日没の時間までは泳げるみたい。タオルはルームキーを見せれば無料で借りれるようだ。

 

昼時ではあったが沢山の人がプールサイドに群がっていた。何してても暑いのでプールに飛び込むと気持ちいいのだろう。

 

プールの写真を撮って席に戻ると、まだお喋り中だった女性陣。色々と情報交換をしているようだ。

 

昼食も食べ終わったので、一旦ロビーに戻り部屋のルームキーの準備が出来ているハズなのでそれを貰いにいくとしますか。

この続きはまた次回!

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