今年の3月末に社交ダンスの体験レッスンを受けに行って、早や3カ月。
先日7月にそのダンス教室が主催するダンスパーティーがありました。
ダンスパーティーとは、普段練習しているダンスのお披露目・発表会的なものです。
先生から「是非出てね!そしてもう一人の先生とミニデモを踊ってくれませんか?」と言われる。
考える間もなく、即答する。なんでもやるしかない!
ちなみにこちらの教室でのパーティはこんな内容です。
サマー・ダンスパーティー
参加料金は??
参加料:前売り3,500円 当日4,000円
※軽食・ドリンク(ビール)付き
時間:13:30~17:00
ミニデモ2曲:2,000円
ソロデモ1曲:3,000円
ダンスパーティーの内容とは??
とりあえず意味も分からず、ハイと答えたものの初心者には分からない内容。
先生に確認する。
ミニデモとは1曲1分30秒の踊りを2~3組で行う。スタンダードとラテン各1曲ずつの2曲組。
ソロデモとは1曲2分30秒ほどの踊りを単独で行う。
こちらの費用はその時の場所代的な意味合いだそうだ。
開催時間は結構長く思うが、途中に無作為に異性と組んで踊る”ふれあいダンスタイム”というものやゲーム大会の時間もあるそうだ。
サマー・ダンスパーティーに申し込んだ後はパートナーがいないので、いつも練習に付き合ってくれる先生に踊ってもらうために本番を想定して練習します。
まずは踊る前に先生(女性)を迎えに行き、手を持ってフロアの踊りたい場所まで誘導する仕方を教わります。
社交ダンスは紳士淑女のスポーツなので、お互いへの礼儀は大事にしないといけません。
右手で女性の左手を持ち、場所まで誘導し踊りたい場所につかす時は手首を返して指示します。
そして私は習ったスタンダードの「ワルツ」とラテンの「ジルバ」を踊る事に。
約4週間の間、ダンスパーティーに向け本番の曲を想定し1分30秒踊り続けます。
1分30秒って、踊ってみるとこれがけっこう長い!
「ジルバ」の場合は自分の好きに踊っていいのだが、レパートリーが少ないので同じのを繰り返さざるを得ない。
「ワルツ」は一定の動きの繰り返し。ただ本番はいつものあまり広い教室ではない所で更にパイプイスが並ぶので余計狭くなる。
ぶつからないか?心配になる。
プロの先生とダンスパーティーで踊ると謝礼金が発生!
これは初心者は知らない事だが、プロの先生と踊ると謝礼金を包まないといけないそうだ。
いけないというよりは、レッスンとはいえ自分と練習してくれてダンスパーティー当日もわざわざ自分の為にミニデモ・ソロデモを踊ってくれた事への感謝を表す謝礼金という意味合いの方が近いだろう。
「いくらぐらいかな?」と聞いてみると、ダンスパーティーの規模と自分が初心者である事を考慮し「5,000円でも大丈夫?」との返答がある。
べつに謝礼金に対しては問題はないので、快くオッケーですと返答する。
ちなみに年配のベテラン先生は昔、トッププロとダンスパーティーで踊ってもらった時はなんとそのダンスだけで50万円も払ったそうな・・・。
いや~社交ダンスは金がかかるな~と感じてしまう一言。また格式が高くなるパーティーでは服装も燕尾服や特注服などで服装代だけでも50万円くらいはかかるのだそうだ。
まあ当分そういう格式の高いレベルまでは自分は行けないので、とりあえず聞き流す。
サマー・ダンスパーティー 当日
なんだかんだで暑い夏にダンスパーティー開催!
当日デモで踊る人は1時間早く来て、練習。
いつもの教室では人は殆どいないのだが、ダンスパーティー当日は他の教室の人達も来て大賑わい。
しかも年齢層は予想通りに高い。主に60~70代の人生の先輩方たち。
そしてミニデモ・ソロデモの練習が始まる。
これだけの人に踊りを見られるのは恥ずかしい。
初めたばかりの雑なダンスを。
『 ”恥ずかしい”と感じることから進歩は始まる 』
by 野村克也
というノムさんの名言が頭をよぎる。
「やるしかない!」と自分を奮い立たせる。
練習が終わり、パーティの始まり。まず最初に先生からの挨拶がある。
その後、それぞれのダンスを好きなペアを見つけて踊るフリータイムが数回ある。
みんな楽しそうに踊っている。
その後、男女に分かれて列を作り順番にペアを組んでおどる「ふれあいタイム」がスタート。
前に先生から「下手な人と組むと引っ張られて、形が崩れてしまうから注意してね」と言われていた。それと今日踊る内容以外はまだ習っていないので踊れない。
なのでイスに座り込んで時間が過ぎるのを待つ。
するといいお歳と見受けられるオバサマがこちらに来て、「座ってないでアナタも踊ろうよ!」とグイグイ手を引っ張ってきます。
「恥はかかないと上達しないよ」と別のオバサマにも手を引っ張られます。
でも「まだ全然ダンスは習っていないから、踊れないんです・・・」と断り、猛攻を交わす。
映画シャルウィダンスで見た事のあるシーンが頭をよぎる。
ここに来ている人達は趣味で社交ダンスをしている人ばかりなので、プロと比べるとそれなりのダンス。
そしてこの後、ついにお待ちかねの自分も出場するミニデモが始まる。
大体は決まったパートナーがいないでの、プロの先生たちと踊っていた。
先生と踊る利点は、やっぱりプロなのでこちらの踊りを上手くリードやフォローしてくれるところ。素人でもプロと一緒に踊ると、一応踊れているように見える。
先に同じ教室で一緒に練習している人が踊る。
次は自分の番。少しドキドキ。
初体験のダンスパーティーでのミニデモ
そして自分の番。
普段の練習の成果を出すも、途中にちょっとミスをしてそこから頭が真っ白になってガタガタに。
なんとかワルツを踊りきる。だいぶ先生に助けられた。
ちなみにこのパーティでこの先生を除いて、恐らく自分が一番若いので注目の的になってしまった。
他のミニデモも続々と踊りだす。
こちらは先生が男役をしている。プロの先生は男・女どちらでも踊れるのに感心。
冷静に考えれば、「そりゃプロだもんな」と。
他の人の踊りを見てると、みんな結構時間かけて練習しているんだなと感じる。
特に女性はおめかしして、お披露目の場ですからね。
その後、ソロデモが始まる。左のオバサマはだいぶ変装?してました。
まつげがアヒルなみに伸びていました。
社交ダンスの大事な事の一つに、「楽しく踊る」という事があります。
そういうのって、なんとなく見てて分かるような。
人間は心で動く生き物なので、やらされているものであればそれなりのものしか出来ません。
でも「自分でやりたいっ!」って決めたものなら、楽しく続けられるハズ。
そしてお金を払ってまでして、踊る。
多くの人が社交ダンスをしている理由ってのが、なんとなく分かったような。
普段の教室でのレッスンだけでは、感じれない事が分かったダンスパーティー。
ちなみにこちらのオジサンの腰元に赤いリボンが付いています。
こちらのオジサンは「リボンちゃん」といって、踊り手として招待されている人です。
こういうダンスパーティーでは圧倒的に男が少ないので、ダンスの上手な人が呼ばれるのです。
そしてパーティー主催者から費用をもらってダンスを踊るので、これで生計を立てているプロもいらっしゃるそうです。
初めて生で見た優雅なダンス。
衣装もそれなりのものを着ると、臨場感が増してとてもいい!
そしてミニデモ2曲目のジルバもなんとか終わり、また次のふれあいタイムが。
このまま居てると色んな誘惑?!などもあるので、知り合いの人と途中でトンズラ。
ダンスパーティーに出席したみた感想は??
しかしとても勉強になり、刺激にもなったダンスパーティー。
これからのダンスにも、人生にも大いにプラスになったと感じる。
本当に生きるのって楽しいと感じた今日一日でした。
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