塩分濃度がとても高い死海で、本当に浮くか?チャレンジしてみる-イスラエル&ヨルダン旅行記24

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】4日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 死海でプカプカプカ・・・!

ヨルダン側の死海まで遠路はるばる移動してきて、世界的にも特徴的な”死海”に来ています。この死海は世界でも類を見ない程の塩分濃度が高い湖で、人が水に入っても溺れずに浮いちゃうという、珍しい場所です。

 

周りを見回すとプカプカ浮いているオジサン方が見えます。ご自慢のポッコリお腹は、あまり目立っていないようだが。。

 

泳ぐ場所というよりかは、浮いて漂う場所の死海。ここは今日泊まるホテルのプライベートビーチで人が少なくて、とても快適です。ただしあんまり遠くまで泳げるようにはなっていません。

 

こちらのお姉様は白飛びしちゃったのか?!「トランプマンみたいになっちゃった~~!」と後から写真を見て喜んでましたね。この「トランプマン」を知っているというと、ある程度の世代が知っていて、最近の若い子には分からないハズ。

 

という事でボクも死海浮遊にチャレンジします!相変わらず、なかなか上手に浮かぶことができない・・・・

 

死海で上手く浮遊するには、あまり力を入れずに死体のようなイメージでだら~~んとするのがいいようだ。

 

日本のダイソーで買ってきたピンク・フラメンゴと、ラマダ・リゾート・ホテルの売店で購入したぬいぐるみのラクダちゃんと死海で戯れるボクちゃん。。

 

今回のツアー参加者で、ボクより若いお兄ちゃんが居たので持って来ていた水中ゴーグルを貸してあげる。

 

すると果敢にも死海に飛び込むお兄ちゃん。まったく沈まない訳じゃなく、勿論飛び込んだ時は水中に沈みますからね。

 

辺りに写真を撮りつくして、ただただ死海で浮く余韻を楽しんでいるツアー参加者さん達。

 

8月という一番暑い時期にヨルダンに来たけど、死海という特殊な場所でもやっぱり海(死海は海でもなく湖)は気持ちがいい!

 

死海では他の海に比べると、だいぶプカプカ浮いて知らない内に行き過ぎる事もあるので、あまり遠くに行けないように遊泳可能な場所は区切られている。

 

こちらのお兄ちゃんは貸してあげた水中ゴーグルを使って、存分に死海を泳いでいる。これで知り合いに「死海で泳いできた」と胸を張って言えるだろう。

 

こちらの”ドSチャン”お姉さんにラクダちゃんを貸してあげると、力んでクルクルと回転しちゃってた。

 

周りではみんなとても楽しそうに浮遊している。ただし死海の水は塩分が濃いので、あまり長居はしない方がいい。そして定期的に死海から出て体を一旦シャワーで洗い流した方がいいそうだ。

 

後で日本に帰ってみてから、色んな店を回ったら300円雑貨の店にもう少し大きなピンク・フラメンゴがあった。”死海の秘密兵器”はもう少し色んな店を回って、真剣に選べばよかったかな。

 

ただ呑気に浮遊している死海も環境問題により、数十年後には水が蒸発して消滅してしまう危険性をはらんでいる。世界中で問題になっている環境破壊はこんな場所にも被害を及ぼしている。

 

これだけ暑く蒸発しやすい環境下で、その水位を保っていれたのはこの死海に流れ込む川からの流水のおかげ。その川はというと、洗礼者ヨハネがイエスを洗礼した事で有名なヨルダン川。そのヨルダン川も地球温暖化に伴う流水量の大幅な減少と、更に生活の為にそのヨルダン川の水を大量に使用する死海に隣接した3国ヨルダンとイスラエルとシリア、その影響で死海に流れ込む水量が大幅に減っているのである。これらの3国で近年人口が大幅に増加したのもあって、死海への流入する水量減少に拍車がかかっているのである。

 

なのでここのビーチにある看板には海抜マイナス398mとあるけども、現在はマイナス400m以上となっているのである。これらは人間が生きる為に環境に与えた弊害の結果であって、恐らく改善される見込みはあまり無い様に考えられる。なので数十年後にはこうやって死海遊泳も出来なくなってしまう恐れが大なのである。

 

こちらの”ドSチャン”お姉さんはしっかりとラクダちゃんを抱えてくれているものの、ビショビショになったラクダちゃん。この後、ベランダで干してその後イスラエルにも持って行って干していたが、さすが死海の水を吸い込んだだけあって中までは乾いておらずにエルサレムで泣く泣くお別れする事になるのであるが・・。

 

なのでこの死海遊泳したければ、早めに行っておくに越したことはないだろう。しかし人間の寿命というのは、分からないもので今日元気であっても明日死ぬ可能性もあるので、できれば行きたい時に強引に行っておいた方がいいと思う。

 

 消えゆく運命の死海の景色 動画

 

だから数年後になったら、この海抜が書かれている板も書き換えなければいけない必要が出てくるだろう。自分達の命が有限なように、地球環境も有限なのである。いくら掘っても、いくら採っても無くならないのではない。それをしっかり自覚し、身の回りで出来る地球環境に対しての保全活動を我々全員がしていかないといけないのである。

 

ツアー参加者さん達から、たくさんのカメラを渡されても笑顔で写真を撮ってくれる添乗員さん。カバンを前に掛けてそこにカメラを保管する技を使っている。死海の水は塩分濃度が高いのもあって、大事なツアー参加者さん達のカメラを絶対には落とさないという意思も見えて、さすがである!

 

死海で遊泳している感じが出ていますか?写真は1人で撮るのもいいけど、多人数で撮るのも楽しい!

 

こちらはラマダ・ホテルのプライベートビーチ。ホテルの宿泊客しか入れないので、空いていて満喫できた。

 

こちらでは”清原和博に似ていると呼ばれていたオジサン”が、死海を眺めながらタバコを吸って、ついでに体も焼いていた。

 

そんなオジサンも「写真撮られる程の体型をしてないんで・・・」と、カメラを向けると照れていたね。

 

そんな死海を満喫する男。死海を肌で味わい、舌でも味わい、目でも味わった。

肌は足が結構ヒリヒリした。「傷などがあったらシミる」と聞いていたけど、ボクはアトピーで最近は頭部をよく掻きむしるのであるが、引っ掻いた傷は想像より全然痛くなかったし、後日かぶれる事もなかった。なのでアトピー性皮膚炎の人も、思い切って死海に飛び込んでもいいかなと思う。もし全身が沁みたら「うお~~めっちゃ沁みるやんけ~~!」とデカイ声で叫んで、その生きている証拠の痛みをじっくりと味わうのもいいかと思う。

 

捜索していたラクダちゃんをここで発見、水中ゴーグルも装着していた。。

 

日差しはとっても暑かったけど、死海遊泳はとても楽しかった。

 

初めはもっとこの死海のプライベートビーチに人が集まっていると思ったが、意外とガラガラであった。この死海を泳いでみてその理由が分かった。

たぶんその理由は「一回死海で泳いだら充分!」だとみんな感じたのだろう。。

このようにパラソルとチェアーが並んでいるけど、誰も寝っ転がっていなかった。

 

強烈な日差しを遮るものが何もない死海付近。なのでスマホがすぐに熱くなって、機能停止に陥りやすい。だからしきりに日陰に隠したり、手で日差しから隠して写真を撮ったりしないとすぐに使えなくなる。。

 

十二分に死海を楽しんだので、一旦シャワーで全身を洗い流す事に。

 

 死海のプライベートビーチの景色 動画

 

こちらでは外人さんが死海の泥パックを楽しそうに塗り塗りしている。

 

顔の隅々まで泥パックを塗ってます。死海の泥には沢山のミネラル成分が入っているので肌にとてもいいようで、この死海の泥パックは人気商品のようです。

 

その為、死海の塩は食塩としては向いていないようで、主に美容製品に使われます。その為、この死海周辺の地域では死海関連の商品や観光が主な収入の大きな割合を占めているので、無くてはならない存在なのです。

 

泥を塗り合った外人さん達はそれぞれに写真を楽しく撮り合っています。ということは・・・

 

やっぱり最後は「記念写真を撮って欲しい」との事で、優しい添乗員さんの出番でした。

 

こちらの”清原似オジサン”はまだ体を焼くのでここに座ってるとの事。

 

こんな日差しがチリチリするような場所で体を焼いたら、翌日ヒリヒリしそうな感じがするけど。。

 

そろそろ人影も減ってきました。我々最後に残った集団も引き上げる時間が来たようです。

 

そんな消えつつある死海の今日とこれから来る楽しい未来を眺めるメンバー。

いつの間にか、真ん中に”ローマ法王オジサン”が紛れ込んでいましたね(笑)!

帰りは人数も減っていたので、バンを待って乗り込みます。すると別の家族連れも乗ってきて、パンパンの車内になっちゃいましたね。

 

死海のビーチからホテルまでは僅かな距離でも、この日差しを遮れるだけでマシである。

 

 バンに乗り込み、ホテルまで戻る 動画

 

ホテルまで戻ってきて、そのままプールに飛び込む。まだ16時で晩御飯は19時なので、まだまだ時間がある。

 

そして久々に入るプールでこれからも盛り上がるのである。

その様子は次回に続きます!

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