人が造ったとは思えない程に、深く広範囲に掘られていたカイマクル地下都市-トルコ旅行記44

【トルコ周遊10日間ツアー】6日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年7月中旬

 カイマクル地下都市跡の探索!

トルコのカッパドキアにある「カイマクル地下都市」を下に実際に降りて行っての見学は続きます。

 

下の階に行けば行くほどに掘られている穴の精度が、細かくなっているようです。というのも下の階になればなるほどに掘られた年代が後になっていくので、人間の技術がそれだけ革新的に進化していった証でもあります。

 

キリスト教では「ワインはキリストの血」と考えられていて、長期保存に適している水分なのでとても重宝されています。修道士の仕事って神に祈るだけかと思ってましたが、こういったワイン造りも重要なお仕事の1つだったようですね。

 

そしてまた別の道を進んで行きます。

 

73歳の”お父さん”はお元気そうで、嬉しそうに記念撮影をしていましたね。

 

この辺りからは階段があり、登り道となっています。

 

こちらの空間、なんとも幻想的な場所ですが実際ここに住むとなると、どうなんでしょうかね?!

 

どこでも「住めば都」って言うけど、地下にはあまり住みたいとは思えない。ここを造った人は地上に家を建てるか、地下に穴を掘って家を造るかはあまり大差なかったのかも。それに加えて敵から隠れる事の出来る地下、それとわざわざ木や石などの建設物資を必要とせずに穴を掘るだけで良かった地下の方が好都合だったので選んだのだろうか。

 

そろそろ記念写真を撮りたかったので、添乗員さんが来るのを待っていると「ハ~~・・ハ~~・・」と体で大きく呼吸をしながら汗だく状態でこの部屋に入ってきました。。

 

ツアー参加者さん達を見るとそんなに汗を掻いている人は誰一人いません。添乗員さんは”いい肉付きをした体格”をされていて、普段から慢性的な運動不足なのが影響したのか、汗だくで悲惨な状況ですが心を鬼にしてボクは添乗員さんの大事な仕事である”ツアー参加者さんの記念写真を撮る”を依頼します。

 

全体的な深さが50m前後もあるという地下都市を掘ると、そこにあった土が大量に出てくる。

 

これだけの地下都市を造ると、そこから排出された土砂で1つの丘が出来るレベルらしい。この地方には昔幅が5~60m、長さが8kmもあったとされる川があったそうだがその辺りは現在平らな場所になっている。恐らくこの地方の地下都市から出てきた土をそこへ運び、埋め立てたのではと考えられている。

 

この辺りは生活感がありそうな場所。地下は涼しいので農作物や穀類などの長期貯蔵にも都合が良さそうだ。

 

こちら中央正面の壁に見える黒いのは、煤(スス)みたいでこの釜戸が実際に長い事使われていた証。

 

そろそろお疲れが出てくるタイミングのようで、口数が少なくなり出したツアー参加者さん達。。

 

こちらのブログの写真は主にスマホで撮影しているのばかりだが、暗所では写真がブレやすい。かといってゴツイ重たいカメラを歩き回るのもしんどいのでスマホで我慢。。でも最近のスマホは暗所でも綺麗に写せるようになってきたので、新しい機種に変えるのも検討中。

 

一説によると、現在発見されている36個ある地下都市間で、場所によっては横穴を掘ってあってお互いの場所を行き交う事も出来たそうな。。そうなると何キロに渡って、横穴が掘られていた事になる。恐るべし人類のパワー・・・。

 

そろそろ上に上がる階段が続いて来て、どうやら出口の方向に向かって進んでいる様子。

 

ここにも大きなシェルターの扉的な岩が転がっている。

 

この大きな岩で出来た扉は、その硬さから別の場所で造られて運んできたもの。なのでこの扉を地上からこの地下まで運ぶ作業を想像するだけで、その大変さが思い浮かぶ・・。

 

地下都市内はこのような狭いトンネルであちらこちらに繋がっている。こんな長いトンネルが8世紀頃までに造られた事実を知ると、大阪城で本丸から玉造辺りまで秘密の地下の抜け穴があったという伝説も現実味を帯びてくる感じがする。。

 

そろそろこの迷路のような地下都市を出れると思うと、自然と足取りが軽やかになってきたようだ。グイグイと前を進んで行く男性陣最年長の”お父さん”と女性陣最年少の”クマちゃん”

 

やっと広い空間に戻ってきました。

閉所恐怖症ではないけど、少しホッとする瞬間ですね!

このカイマクル地下都市内の見学所要時間は約30分でした。この出口の先の眩しい太陽光がとても懐かしく感じる瞬間で、人間には太陽光が必要な体なのを実感する瞬間でもあります。

過去に3週間程病院に入院していた事があり、その時は意外と重症で病室のベッドから出るのも禁止状態でした。だから3週間ぶりに建物の外に出て、太陽光を浴びた瞬間は何とも言えない爽快感を感じました。

この出口を出る時に思わずその時の事を思い出してしまいましたね!

 

 カイマクル地下都市の観光は終了!

地下都市内の観光は終了し、約20分程自由時間となります。その間にトイレに行きたい人は行って余った時間は付近にあるお土産物屋さんを物色。

 

トルコではあまり値引きという習慣がないのかと。というのも1つの物をいかに安くするか、ではなく沢山買ってトータルで安く買うという方法が主流のようです。だから1つしか買わないのに「これを安くして!」と店員さんに伝えると人によっては怒り出す人もいます。

国が変わると文化も違う。よその国では通じた事が、別の国では通じない事も多い。そしてこういった経験を重ねるのはとても大事な事。

 

個人的には食べ物や置物とかよりも、現地の情報が沢山載った細かい内容になっているガイドブックが欲しかった。しかしどの店でも1冊1000円位して、そういう時に何故か”得意の貧乏性”が出てきて「う~~ん、思ったよりいい値段するな~~、もう少し安かったら買うけどな~~」と思いながらついつい買わずじまいで終わる事が多い。。

 

こういうランプもいいと思うけど、中に入っている電球が切れた時に日本でその代替え品が見つからない可能性もあるので、購入するならそういう事を考慮して買わないと単なる置物になる可能性が大。。

 

カッパドキア地方ならではの置物が置かれている。よほど気にいった物があれば買うけど、なるべく置物系は買わないようにしている。というのも最近の旅行ペースで毎回置物を買って帰っていたら、それらの置き場所が無くなってしまうから。。

 

こちらの着色していないカッパドキアをイメージした置物をとあるオジサンが「安かったので買った!」と購入していました。でも次の観光スポットで全く同じものが僅かに安く売っていてガッカリしていました。。安いと言っても数十円レベルなんですがね。

旅行中の心得で「買った土産は他の店の値段とは比べない」という掟があります。旅行中、特にこのようなパックツアーで参加している場合は自由時間が限られます。なので売店などで「これ、いいな!」と思ったらその時買わないと結局買えない事が多い。

だから何店舗も回って最安値の店で買える訳じゃないので、買った後に他の店を見るとそれより安かったなんて事はザラにある。でも安いっていってもだいたいが値段の1割位まで。そんな金額で気に入ったものを買いそびれるよりは、買ってしまった方が後悔は残らない。買った後悔より買わなかった後悔の方が人間の記憶に大きな影響を与える。

なので旅行中は「迷ったら買え!」が鉄則なのである。

 

そうやってお土産物屋さんを物色していると、猫ちゃんがすり寄ってきました。こうやって自分からすり寄ってくる猫ちゃんはとても可愛らしいです!

 

こちらも挨拶代わりに頭頂部や後頭部付近をコチョコチョと軽くマッサージして、返してあげます。

 

するとボクの横側に来て、体を摺り寄せてきます。こういった行動には自分の匂いを付けてマーキングしているとか、自分の従順さを示しているとかという説があります。

猫アレルギーがある身なので、毎回猫ちゃんを触った手には注意を払っています。間違って触った手で口や目を触れないようにもしています。小学生の頃、帰宅途中に犬を触って遊んでいたら翌日に目の付近が大きく腫れた事があります。

でも今年猫ちゃんを触り始めてからは、まだ一回も顔が腫れた事はありません。

 

この猫ちゃんと仲良くなった印に、ドアップの顔を激写!この猫ちゃんもこれだけアップで写真を撮られた事はあるまい・・・。

 

頭部を触ってあげると気持ち良さそうな顔をしてくれる猫ちゃん。こういった猫ちゃんだと、ず~~っと触り続けてしまう。。

 

お世辞にもあまり上手ではない字で書かれた日本語の看板。あまり商品のPRに繋がっていない広告のような感じ。。

 

こちらのお店では女性陣で最年長と見られる”マダムさん”が何やらお買い物をしていた。かばんを買っていたようで「安かったのよ!!」と嬉しそうな顔をされていました。

ただジッパーが開きにくく、「安いのはほぼ中国製でジッパーとかはすぐに壊れますよ!」と冷やかしのメッセージを伝えると苦笑いしてましたね。。

 

そんな感じで露店をブラついていると、仲良くなったこちらのオジサンからメールアドレスが書かれたメモを頂きました。どうも昨日宿泊したコンヤのホテルの部屋に置かれていたメモに書いたようでした。

「写真、撮ったの送って!」との事。ボクはブログをご覧いただければ分かるように自分や景色など以外にもツアー参加者さん達の写真もそこそこに撮っています。勿論ブログ用としてもありその時の様子を思い出して楽しむ用途もありますが、その時のツアー参加者さん達に送ってあげる事も想定して沢山の写真を撮っています。そして旅行で仲良くなった人達に旅行が終わってから大量の写真を送ってあげる事も毎回の行事のようになっています。

 

こちらは余談ですが、仲良くなった73歳の”お父さん”の為に作成したフォトブック。

 

意外と”お父さん”が写っている写真が多くて、当初予定していたページ数と予算をオーバーして時間を掛けて作りました。その甲斐もあって、すぐにお礼の電話が掛かってきました。毎回旅行の旅にこういったフォトブックを作るのは労力がいるけど、それに注力を掛けた分だけ相手の人が笑顔になってくれれば、それだけで余は満足である!!

 

それはさておき、地下都市を見学した後は「スリー・シスターズ」と呼ばれる”三姉妹の岩”を見学に行きます。

その様子はまた次回に続きます!

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