実際にクチトンネルに入ったけど、30mの距離を進むのもしんどい-ベトナム旅行記12

ベトナム旅行 2日目

クチトンネルの観光 続き

 

ゴムサンダル製造所 見学

お次のブースは入口に大小のサンダルが飾られています。

 

こちらのオジサンが廃タイヤからゴムを切り出し、サンダルに加工しています。サンダルの裏はそのままだと滑る為か、手作業で溝を作っていきます。

 

手慣れた感じで黙々とサンダルを仕上げていくオジサン。

 

こんな風に廃タイヤを再利用して、サンダルにしていっていたのでしょう。使えるものは再利用!

 

タラウマラ族---

そういえば前に読んだ「走る部族」タラウマラ族の事を取り上げた名著BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”で、ゴムタイヤから切り出したのをサンダルとして活用しているって書かれていたっけ。

 

ゴムサンダルを黙々と作るオジサン 動画

 

何気に横にある木を見上げると、鳥かごが。

 

ベトナム戦争時、アメリカ軍はベトナム軍の物資を崩壊させる為に「オレンジ剤」と呼ばれる枯葉剤を実に9年の長期に渡り、ベトナム国土に散布していた。ベトナムの環境破壊の為に枯れ果てたジャングルに新しい芽が出ないように再度散布したり、魚を殺す為に川に枯葉剤を撒いたりしていた。

その結果、有名な奇形児「ベトちゃん・ドクちゃん」に代表されるように新しく生まれてくる子供達にその悲惨な結果が押し付けられた。「目が生まれつき無い子供」「手が生まれつき無い子供」など、その写真を見ると思わず目を背けたくなりそうな奇形児たち。

ベトナムの街を歩いていたら、頭の膨れた子供を抱えた女性の物乞いが道に座っていた。実際に目の当たりにすると何ともいえない哀しさを感じた。

 

今の平和な時代に生きる人間から見れば考えれない事ばかりやっていたようだが「戦争は命の熾烈な取り合い」なのでその時代に生きていればそうならざるを得なかったのだろう。戦争が残した負財産は「目を背ける」のではなく「間違いを繰り返さない」為にもキチンと向き合っていかないといけないと感じる。

 

B52の爆弾が破裂した跡

表題の通り、上空から爆撃してきたB52の爆弾が投下してきて破裂した跡地。

 

クチトンネルで案内してくれる現地ガイドさん

今ではそんな惨い戦争があった事をあまり感じさせないホーチミンの街並みだが、忘れてはいけない・忘れない出来事である。

ちなみにこの現地ガイドさんのお姉さんが本土へ引き上げるアメリカ軍隊と一緒に、アメリカに移住したそうでその事について「考えられない事」と言っていた。ベトナム魂というか、ベトナム人としてのプライドがないと嘆いていた。。

 

今では戦争の面影も消えつつあるクチトンネル

そんな爆弾が炸裂した跡も今ではすっかり緑が戻りつつあるようだ。

 

狭い地下トンネルに実際に入って体験してみる!

クチ地下トンネルの入口

ここが地下トンネルの体験できる入口。観光用に手を加えられて、実際にあった地下トンネルよりは道幅を広げているそうだ。

 

クチ地下トンネルの入口2

「じゃ気分が悪くならない人だけ、地下トンネルに入りましょう!」との事でいざクチ地下トンネルを体験!この地下トンネルは観光・体験用になっていて短いのは15mから、長いのは100m程あるみたい。

 

クチ地下トンネルの入口3

折角なんで・・・とみんな体験してみる事に。

 

クチ地下トンネルを実際に体験した動画

地下トンネルの進む道を間違えると100mも行かないといけない道もあるので注意!実際はこれよりもっと狭かったというから恐るべしベトナム人。。

 

クチトンネルにある手洗い場

そんな狭い地下トンネルを体験した後に一息休憩を入れる事に。

 

クチトンネルにある手洗い場2

こちらは水を引いてきていて、手洗い場となっている。

 

熱心に案内してくれる現地ガイドさん

お次は炊事場。飯を炊くとどうしても煙が発生し、上空にいるアメリカ軍の飛行部隊に場所がバレてしまう可能性があった。

 

クチ地下トンネルにある飯屋

その為、ここで発生する煙を分散させて誤魔化していたそうだ。

 

クチ地下トンネルにある飯屋2

このようなスペースで肩身を寄せ合い、アメリカ軍から見つからないようにしていたのだ。

 

炊事場の煙を逃がしている様子 動画

 

クチ地下トンネルにある飯屋3

これらを見て、一旦クチトンネルの観光は終了。ここでブレイクタイム。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩

どこに行っても楽しそうな漢が目の前に。。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩2

炎天下の中、動いていると汗をかいたので現地ガイドさんがお茶を入れてくれる。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩3

こちらの現地ガイドさん、たまにニッコリする時の”作り笑顔”がいかにも・・・という感じでしたが説明も丁寧でどんな質問を振られてもイヤそうな顔をせずに対応してくれました。

 

休憩タイム タロイモの試食

クチ地下トンネル見学後に休憩4

そしてお茶のアテにタロイモ(キャッサバ)が出てきます。クチ地方の特産品で戦争当時はベトナム兵士の重要な栄養源だったそうです。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩5

去年スペイン旅行で9日間も一緒に過ごしたので、カメラを向けると慣れた顔で色んなポーズを繰り出せるようになっているこの漢。そして昨年末に付き合っていた彼女に半場迫られてプロポーズをしたそうだ。何だかんだでチャッカリしている漢でもある。。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩6

このタロイモはそのままではあまり味がないので、ちょっと岩塩に付けて食べます。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩7

「ん~~そこそこ旨いっす!」とタロイモを喰らう漢。雑食で何でも喰らいつく漢である。

 

こちらも負けじとタロイモを味わう。

ちなみにこのブログ初のGifファイルにて写真に動きを出してみました!

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む

お茶。さすがに炎天下で喉が渇いていたのでガブ飲みする。。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む2

この時点で11時頃。これから昼食である。だからタロイモを食べ過ぎると昼食が食べれないので、ボクは控えめにするもそんなことお構いなしにタロイモを平らげる漢。。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む3

サツマイモとかに比べると、繊維質が多い。ポリネシア系の島々で主食として食べられているイメージがあるタロイモ。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む4

ベトナムの文化を体験できる現地ツアー、参加してみて良かったがまだ半日過ぎただけ。これからメコン川クルーズが待ち受けています。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む5

日本人観光客ばかり参加している今回ツアー。現地ガイドさんの日本語が上手くて、良かった。

人によっては訛りが強くて、何を言っているのか?ちょっと分からない人が居てるだけに今日の現地ガイドさんは良かったと思う。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む6

ちょっと休憩していると、さっきまでかいていた汗がすっと引いていく。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む7

向こうの炊事場では女性が慌ただしく、働いている。

 

クチ地下トンネル見学後に休憩しお茶を飲む8

現地ガイドさんも一息入れている。

こんなクチトンネルの観光はまだまだ続きます。続きは次回に!

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