タリン旧市街地のクリスマスマーケット市場を偵察-バルト三国旅行記-29

バルト三国旅行記:5日目

阪急交通社ツアー「バルト3国周遊 8日間」-2019年12月17~24日

タリンのクリスマスマーケット

エストニアの首都タリンで世界遺産に登録されている旧市街地の歴史地区にやって来ました。今晩宿泊するホテルはここから歩いて徒歩5分圏内にあるので、街散策にも便利なホテルです。

 

タリンの旧市街地散策

こちらはタリン旧市街地の入口として、名所にもなっているヴィル門と呼ばれる場所。元々は14世紀に造られた街を覆う城壁と共に8箇所造られた門の跡地である。勿論当時はこの門の間にも壁があった訳だが、馬車が通れるようにと道が拡張される時に真ん中の部分の壁は取り壊されたのである。

 

こんな世界遺産に認定されている旧市街地にも、マクドナルドは欠かせないお店のようだ。歴史的な地区から世界的な飲食チェーン店は締め出してもいいのではと思うけど、街に落ちる税金や払える賃料を考えると自治体としてもこれらの世界的なチェーン店は受け入れざるを得ないのだろうか?!

 

結構通りが広い旧市街地の入口付近。勿論車両の通行はこの付近は禁止されていて、歩行者天国になっている。

 

こんな可愛らしい猫ちゃんの看板の横には、景観を損なう監視カメラが設置されているけど、21世紀には欠かせない防犯カメラの存在は犯罪抑止力には欠かせないものである。

 

さて旧市街地のお土産屋さんにはどんな物が置いてあるのか、興味津々なので入ってみる。こちらはロシア系の感じがするお店だった。

 

タリンの旧市街地で売っていたもので、特に欲しくなったのがこちらのような造りをしたコースターなどの製品。木々を沢山くっ付けて輪切りにした物で、木の断面が見えているが造りはシッカリとしている。大きさもコースターサイズから鍋敷きサイズの大きさまで、色んな種類が置かれていた。買うか迷ったけど、まだ他の店も回ってから決めようという事で、ここでは買うのはパス。

 

等身大のサンタクロースの人形も置かれていたけど、買っていく観光客はいるのかな?!それとも業務用向けかな?!

 

こちらのお店は雑貨店で、けっこうセンスのあるお洒落な雑貨などが置かれていたので中に入ってみる。

 

こちらのお店でもさっき見た木を切ったコースターなどが売られていたので、思わず買いそうになったけどもうちょっと買うのを我慢してみる。けどどれも手作りっぽくて、同じ木目のデザインは無さそうでそれぞれにオリジナル感が出ていた。。

 

まずは旧市街地を歩く人達の流れに乗って、何も考えずに通りを歩くとする。そう言えば前に大阪の街中で女の子に声を掛けられて”その人の考えをお喋りする会”的な会合に勧誘された事がある。何事も経験だと思ってその誘いに乗ってみると、後日街中のカフェでその誘ってくれた女の子と再会してあれこれと話していると、後半にえらく話の押しが強い女性が参加してきた。

するとその人はボクの事を「自分で決めた道を進むのではなく、川の流れに流されるタイプでしょ?」と言われた。でもそれは当たっている事でボクも否定せず肯定して「それがボクの人生です!」と力強く返した。

 

その後色々と話していると、ある話題から聖書の話となり、その押しの強い女性から「聖書は全て目を通したけど、素晴らしい事が掛かれています。まさに世の中の真理が書かれているものです!是非貴方も読んでください」と全力で勧められた。

しかし聖書を読むという事に当時は興味が無かったのでハッキリ面と向かって「聖書には全く興味はない」と言い返すと、その内にその押しが強い女性は「ちょっと予定があるので先に失礼します」と言って席を立って帰っていった。

 

その後ボクを誘って話を続けていた女の子も「そろそろ用事があるので、帰ります」と言って解散する事に。そしてその後そんなお喋り会への誘いは一切なかった。「結局あの会は何だったのかな?!」と思っていたけど、冷静に振り返ってみると何かの勧誘だった可能性が強いと考えられる。

最初は人の良さそうな人間で軽く誘いをかけて、途中から押しの強い、喋り慣れた人間が加わって押しの弱い人に何かしらの要求を押し付ける手筈のハズ。ただ真正面から力強く見返しながら話すボクには、勧誘を諦めたのだろうと思っている。

 

ちょっと横道に逸れた小話だけど、ボクは自分の固い意思で動く人間ではなく、ふんわりと周りの流れに沿って漂う人間であるというのを主張したかっただけの話でありました。。

 

ラエコヤ/旧市庁舎広場にて

タリンの旧市街地で開けた広場にやって来ました。こちらは「ラエコヤ広場」と呼ばれる場所で、15世紀から整備されてきた街並みを維持しています。タリンの旧市街地にある建物の多くは、15世紀頃から火災対策の為に木造の建物が減り、石やレンガ造りの家が増えました。そして第二次世界大戦でもこの辺りは約1割程の建物しか崩壊せずに、今現存する建物の約70%が中世の頃の建設であるという。

 

そしてこの日は12月21日で、クリスマスマーケットも大盛況の様子。大きなモミの木も見えます。

 

左手に見える建物は旧市庁舎で14世紀半ばに造られたもので、15世紀初頭に改築された姿で現存している歴史的な建物である。

 

ハンザ同盟で栄えたタリンの街は、中世の頃より大きく発展する。そしてその中世時代の街並みを維持しているのである。

 

ラエコヤ広場のクリスマスマーケット 動画

 

派手なデザインの帽子が欲しかったけど、気に入るものは残念ながら置いていなかった。寒い地域だからか、あまり派手な物も無し。ちなみに今晩は寒い夜の出歩きに備えて、ニット帽を被って歩いていたが歩き回っていたら汗を掻いてしまった。。

 

クリスマスマーケットの大半のお店はホットワインの店のように思える位に、その辺りには沢山のホットワイン屋さんが見える。ただ前に飲んだホットワインがあまり美味しくなかったので、美味しいのを探そうとするけど、どれが美味しいのか全然分からない・・。

 

旧市庁舎の塔の高さは64m。第二次世界大戦でこの尖塔が損傷を受けた為に、この塔は1952年に再建されたものだという。

 

ドコのホットワイン屋さんが美味しいか分からなかったので「迷った時は店員さんを見て選べ!」という持論を頼りに、こちらのホットワイン屋さんを選ぶ。

 

するとこちらのお店では小さなカップでホットワイン屋の試飲をさせてくれた。それがそこそこ美味しかったので1杯のホットワイン屋を頼むと「ナッツも入れてみて!」って感じで言われたので入れてみた。ただしナッツもホットワインの中で溶ける訳ではないので、味に変化は無かったけど最後にバリバリとナッツを食べる触感を楽しめる。このホットワインは1杯4.50ユーロ。

 

という事で感謝の気持ちも込めて、お得意の寿司キーホルダーをプレゼント!勿論喜んでくれましたね。

 

こちらはタリン旧市街地の建物をイメージして作られている置物。とても雰囲気のある置物だけど、買って帰ると高確率でゴミと化す可能性が高そうな・・・。

 

ご覧のようにホットワイン屋さんがズラリと軒を揃えるクリスマスマーケット。寒い時期なので体を温める為に人気な飲み物のホットワイン、イエスキリストの血ともされている赤ワインなのでクリスマスマーケットには必需品なのであろう。

 

そんな人が大勢行き交うクリスマスマーケットの広場はそんなに汚れていないのも、人々が浮かれる中で地道に掃除する清掃員さんがいるからこそである。

 

こちらはサラミが沢山吊るされているお店で猪の絵が飾られているけど、もしかしたらこれらのお肉は猪の肉だったのかな?!

 

美味しそうな湯気を立てている調理中の料理、遠くから見ているだけで美味しく見えてしまう。。

 

こちらでは大学生位のお兄ちゃんが、いい歳して的当てゲームに興じていた。ここではお皿に向かってボールを投げて、そのお皿を割るようだ。

 

的当てに必死になる若者 動画

 

綺麗なお姉さんがいる店でホットワインのお代わりをしようかと、辺りを見て回る。しかしボク好みのお姉さんのいるお店が無かったので、お代わりは諦める事に・・・。

 

賑わうクリスマスマーケット。大阪から来た人間としては寒すぎる冬に「こんな屋外でよく楽しめるな・・」と思うけど、こちらの人達は寒いのには慣れっこなので厚着などをして盛大に冬のクリスマスを楽しんでいる模様。

 

こちらのお店はタコ焼きプレートみたいなのを使って、何かを焼いていた。

 

後は雪さえ降ってくれれば・・・・最高なんだけどね。。

 

クリスマスマーケットの様子 動画

 

クリスマスマーケットを充分に楽しんだ後は、旧市街地の散策開始。こちらは旧市街地でもひと際高い建物の「聖ニコラス教会」で、その尖塔はタリン旧市街地歩き時の目印になる。

 

この道沿いの建物は第二次世界大戦時に破壊されてしまったので、再建されたものだそうだ。

 

屋外スケート場にて

こんなタリン旧市街地にスケート場が設置されている。懐かしいのでちょっと見に行く事に。

 

奥に見えるライトアップされている塔は先程見てきた旧市庁舎の塔である。

 

聖ニコラス教会横の空き地に造られた臨時スケート場。寒い地方の街ならではの光景である。

 

 スケート場で滑る人達 動画

 

こういうスケート場を見ると、小学校の頃に今は無き大阪球場の下にあった屋内スケート場によく行ったのを思い出す。だけど大人になってからは一切スケート場には行った事がないので、今では上手く滑れる自信はない。

 

 スケート場でタイムラプス映像撮影 動画

撮影していたら滑っていた女の子とぶつかりそうになりましたね・・・

 

 

10~22時まで営業している、臨時スケート場。普段この辺りは公園になっているみたい。

 

黄色いライトで照らされる聖ニコラス教会。こちらの教会も第二次世界大戦時にソ連軍の砲撃によって、損傷を受けてしまったようだ。

 

中世の頃の建物がそのまま現存しているタリンの旧市街だけあって、とても雰囲気がいい。

 

そんな旧市街地にもこのようなカラオケラウンジやクラブなど、現代的なお店も探せばある。

 

タリンの旧市街地は城壁で囲まれているけど、一部には車で通れる道もある。中世時代の雰囲気と現代が上手く交わって、今も生き続ける街なのである。

こんな旅はまた次回に続きます!

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